LIFE STYLE BOOK[ ハンドメイドのある暮らし ]

イメージをくれるもの / Orange Pekoe

Orange Pekoe

ちいさなベランダでバラを育てています。

ネットで出会った1枚の美しいバラの写真から、
自分で育てる決断をするのに1年くらいかかりました。

気づけばあれからもう20年余り。

ガーデニングをするつもりさえなかったベランダで、
うまくいったりいかなかったり、いろいろ含めて楽しんでいます。

由緒ある古いバラも、どんどん作出される新しいバラも、
それぞれに魅力的で、素敵な名前があり、
歴史を感じ、想像を巡らせて、たくさんのイメージを与えてくれます。

例えばこれは、「ファンタン・ラトゥール(Fantin Latour)」という
19世紀の画家の名前がつけられた香りのよいバラです。

こちらは、「グルス・アン・テプリッツ(Gruss an Teplitz)」です。
「日光」という和名も持ち、明治時代から日本でも育てられ、宮沢賢治が愛したバラ、とも。

ちいさなベランダも、古い歴史や広い世界につながっているような気がして、
イメージがふくらむのです。

こちらは花径が1.5cmほどのミニバラ「みさき」です。
花びらがぎっしりで、まさにミニチュア。
花の裏側の「がく」も繊細さのポイントかな、と思います。

ミニバラの魅力をタティングレースで再現できるように、
花の裏側が見えるものには小さな「がく」もつけています。

アンティークやヴィンテージの雰囲気を持つものをつくりたくなるのも、
バラのもつ歴史の影響かもしれません。

ときどき、こんなちょっとポップなものも作りたくなります。
そんなときも、ビーズの色や、茎の微妙な曲線にこだわっています。

つくりたいイメージを作品に再現するとき、
そういうところを大切にしています。

CREATOR PROFILE

Orange Pekoe

子どもの頃から手芸やクラフトが大好きで、今もずっと続いています。
2012年のある日、近くの小さな書店でふと手に取ったタティングレースの本をきっかけに、アクセサリー制作を始めました。
それ以来、タティングレースが生活を大きく広げてくれています。

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