猫から学んだ話
はやいもので師走となりました。
慌ただしい日々のなか、私の生活に欠かせないのは、家族の一員である猫たちの存在です。
猫とともに暮らす生活は、7年目を迎えました。昨年に二匹目の保護猫を譲渡していただいたので、合計二匹のねこと人間たちがゆら〜っと同じ空間を共に生きています。
先日、先住猫がテレビの裏で日向ぼっこをして、つい寝返りをうった拍子に、テレビ台から落っこちてしまいました。
運動不足で少し太り気味なのもあって、なかなか元のポジションに戻れずしばらくモゾモゾともがいていて、これは助けないとと、手を差し伸べたのですが…。
その後数日間だけ、ショックだったのかテレビ裏に寄り付くこともしなかったのに、しばらくするとそのことも忘れてしまいまたテレビ裏で眠りはじめました。
案の定、また落ちましたが、そんなこともあろうかとテレビ裏を整理しておいたのも功を奏し、そのときはひとりで脱出していました。
『ねこは楽しかったことしか覚えていない。』というエッセイを読んだことがあり、まさにこのことだなと思った出来事でした。
暖かくて心地の良い空間だったことだけ切り取って覚えていた。その場面でした。
人間はいやだったことはいつまでも覚えていて、良かったことは一瞬で忘れてしまうのに、対して猫はなんて肯定的で幸せな生き方をするんだろうと関心してしまいました。
来年のことを不安がるよりも、楽しくなるように思い込んで日々生きたほうが、心の健康にいいよね。と切り替えられるようになりました。
という猫から学んだお話でした。
本格的に寒い冬到来の年末ですが、どうか皆さま健やかでよいお年をお迎えできますように…。
そして、1月6日〜9日までなんばスカイオで開催される『にゃんこ博覧会』。
猫好き必見のここにしかない作品に出会える場なのでは!と個人的にとても興味津々でございます。お時間ある方是非!
PROFILE
- motif. 進藤純子
- 陶磁器で生活雑器や、オブジェ、アクセサリーなどを製作しています。
草や木、花、動物、ひと...等身近にあるものをモチーフに、ろくろやてびねりで形作ったものに絵付けを施し、個性をプラスして彩と楽しさを表現しています。
手作りの持つ独特の柔らかさと温かさ、筆で表す不確実さと濃淡に現れる動きで、作り手のその息遣いを感じていただけることを願っています。
【motif.オフィシャルサイトはこちら】
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