【はぎれでも作れる】インド刺繍リボンを簡単アレンジ！エキゾチックなヘアゴムの作り方

繊細な刺繍が見る人を惹き付けるインド刺繍リボンは、いまやハンドメイド界隈の人気アイテムです。

インド刺繍リボンは、本来サリーの裾に縫い付けて装飾をするためのリボンですが、デザイン性の高さからさまざまなハンドメイドアイテムにアレンジされています。
「結ぶ」「縫い付ける」「貼り付ける」など、手軽な方法でお気に入りのアイテムをおしゃれに仕上げられるのも人気の秘訣です。

ポーチやバッグのアクセントとして

ポーチやバッグに、インド刺繍リボンを装飾するだけで、ワンランク上のおしゃれな仕上がりになります。

バッグなら持ち手に結び付けるだけでもOK。
ポーチの場合は、手芸用ボンドでインド刺繍リボンを貼り付けてしまう方法もおすすめです。

ピアスやブレスレットなどハンドメイドアクセサリーとして

インド刺繍リボンは素材にこだわっているものも多いため、イヤリングやピアス、ブレスレットなどのハンドメイドアクセサリーにする方も多いです。

初心者でも比較的簡単に作れるため、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

インド刺繍リボンを使ったカボションピアスを作ってみたい方は、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください。
⇒インド刺繍リボンでハンドメイドアクセサリー作り！大人可愛いカボションピアスの作り方

繊細な生地に細やかな刺繍が施されたインド刺繍リボンは一見、初心者には扱いが難しく感じてしまうこともあるようです。しかし、そんなことはありません。
インド刺繍リボンは、好きな長さでカットし切り口にほつれ止めの処理をすれば簡単に扱うことができます。

ほつれ止めの処理は、折り返して縫っても良いですし、手芸用接着剤で切り口の折り曲げた部分を接着しておくだけでも問題ありません。
ほつれが心配な場合は、リボンのふちがしっかり処理されているものやチュール素材でほつれにくいものを選ぶのもおすすめです。

今回はインド刺繍リボンを使ったヘアゴムを作っていきます。

くるみボタンで作るパターンと、フェルトで作るパターンの2種類を紹介しますね。

くるみボタンのヘアゴムの作り方

くるみボタンキットを使ったヘアゴムの作り方を紹介します。

材料

材料は以下のとおりです。

• インド刺繍リボン(透け感のないもの)
• くるみボタンセット
• 型紙
• ボンド
• ヘアゴム
• フェルトかフェイクレザー

生地はお好みのものでOKです。

ただし、透け感のあるものは金具の色が透けて見えるため注意してください。
今回は透け感のない生地のリボンを使います。

作り方

くるみボタンセットにある付属の型紙を使って、リボンを裁断します。

出したい柄が中心にくるよう裁断しましょう。

リボンの裏についている折り返しは、糸を外して切り取ります。

キットの台座の中央に生地を置いて、金具をはめ込みます。
気温が低いと台座が硬くなってしまいはめ込みにくいため注意しましょう。

さらに生地に厚みがあると、さらにはめこみにくくなります。
このような場合は、台座を温めるとはめ込みやすくなりますよ。

生地を金具にはめ込む時は、生地を中央に合わせて内側に沿わせます。
生地がずれないように、慎重に金具を合わせましょう。

はめ込みにくい場合は、ドライバーなどの柄を使うときれいに仕上げやすくなります。

くるみボタンキットに付属の押し込み用キャップがついている場合は、キャップでもしっかりと押し込みましょう。

生地にシワがなくピンと張った状態にできればボタン部分の完成です。

続いて、金具を接着していきます。

くるみボタンからはみ出した生地は、ボタンの内側に全ておさめてしまいましょう。
裏金に重なるところの生地に凹凸があると金具が密着せず、外れやすくなってしまいます。
そのため、裏金部分にスパンコールやビーズなどの装飾がついているときは切り取っておくのがおすすめです。

金具にボンドを塗り、足がついている方を上にして、裏金をはめ込みましょう。
付属の押し込みキャップで、しっかりと裏金を押し込むとはずれにくくなります。

はめ込みの甘い箇所があるので、マイナスドライバーでしっかり押し込んで生地をかませます。

裏金がはまったのを確認して、くるみボタンをケースから押し出します。

くるみボタンはこのままでもよいですが、裏面をキレイにしあげるために硬めの布やフェイクレザーを使って金具の処理をするとさらに見栄えがよくなります。

今回はボタンの裏側の処理に、フェイクレザーを使用します。
フェイクレザーに金具の型を写しましょう。

生地をくるむ前にフェイクレザーに型を取っておけば型取りの作業がさらに簡単になります。

写した型通りにフェイクレザーをカットし、金具の足が出るように中心を5ｍｍほどカットします。
足部分のカットはフリーハンドになるため、フェイクレザーを金具にあてて、場所を確認しながらカットしましょう。

金属用のボンドを金具の表面とサイドの生地にも塗ります。

カットした穴に足を通して、中心から空気を抜くように貼り付けていきます。
貼り付けてはみ出たフェイクレザーはカットしましょう。

これでくるみボタンの飾り部分が完成です。

続いて、ヘアゴムをつけていきます。

シンプルなゴムでもよいですが、今回はエキゾチックな雰囲気のあるセリアのヘアゴムを使用します。

ゴムを金具の足に通していきます。
細いゴムの場合は、2重にするのがおすすめです。

適当な長さで結び余りをカットして、結び目を足の根元に移動させましょう。

完成

これでくるみボタンのヘアゴムが完成です。

フェルト飾りのヘアゴムの作り方

続いて、フェルトを使ったインド刺繍リボンヘアゴムの作り方を紹介します。

材料

材料は以下のとおりです。

• インド刺繍リボン
• フェルト
• 型紙
• ボンド
• 太めのヘアゴム
• 針と糸
• 「裁縫上手」
• アイロン

透け感のあるリボンにはフェルトの色が映るため、リボンとフェルトの色合いや重ねたときの見え方にもこだわって選ぶのがおすすめです。

作り方

円形の型紙を作成してインド刺繍リボンを裁断します。
型紙は、仕上がりの大きさに縫い代を1cmとりましょう。
一般的なヘアゴムに合わせるなら、直径40mm(縫い代も合わせると60mm）のサイズがおすすめです。

出したい柄の部分を確認してインド刺繍リボンをカットします。

裏の折り返し部分は開いてカットしましょう。

フェルトは縫い代が不要なため、出来上がりサイズで裁断します。
同じ大きさのものを2～3枚用意しましょう。

フェルトの1枚を、ボンドでリボンの裏に貼り付けます。
ボンドはフェルト全体にしっかりつけ、円の中心にくるよう貼り付けましょう。

針に糸を通して、リボンの周囲にギャザーを寄せるやめに周囲をぐし縫いで処理します。

なるべく端を縫いあげるときれいに仕上げることができます。
縫い終わりの糸は、切らずに残しておいてください。

ぐし縫いで処理した後、アイロンで接着するタイプの布用接着剤を周囲に塗りましょう。
このとき、中心には接着剤がつかないよう注意してください。

接着剤が固まってしまう前に、ぐし縫いで処理した際の糸端を引きギャザーを寄せます。

寄せた部分から、アイロンで接着していきましょう。
丸みがでるよう、少しずつ作業していくのがポイントです。

形が決まったら糸を切って、仕上げに全体のアイロンをして完了です。
仕上げのアイロンは両面にしっかりあてましょう。

続いて、ビーズワーク用の針と糸で、ビジューやパールなどのアクセントをつけます。
縫い終わりは裏側で玉止めして処理してください。

フェルトのボンドが乾くと針がとおりにくくなるため、手早く作業していきましょう。
縫い終わったら裏側で玉止めしましょう。

針と手縫い糸を用意して、2枚目のフェルトの中心にヘアゴムを縫い付けます。
フェルトを使ったリボンの場合、ゴムの交換が簡単ではないので、太めのしっかりしたゴムを使うのがおすすめです。

ヘアゴムを引いても外れないように、数回糸を巻き付けて固定しましょう。
縫い終えたら、裏返して玉止めします。

本体（リボン生地をつけたフェルト）に、ゴム付きのフェルトをボンドで貼り付けます。
ボンドはゴム付きフェルト全体にしっかり塗りましょう。

柄の方向を確認して、中央に貼り合わせます。

ゴムの縫い付けを隠すため、3枚目のフェルトに切れ込みを入れて、さらに重ねてみてください。
3枚重ねることで厚みも出て、仕上がりがしっかりします。

仕上げに3枚目のフェルトと本体をまつり縫いして完成です。

完成

フェルトを使ったインド刺繍リボンのヘアゴムが完成しました。

裏面にボンドが浮いている場合は、しっかり乾燥させましょう。
乾燥後も浮いている部分が気になる場合は、フェルトを重ねて張るときれいに仕上げることができます。

今回はエキゾチックな魅力あふれるインド刺繍リボンを使ったヘアゴムの作り方を紹介しました。

くるみボタンを使う方法もフェルトを使う方法も、どちらもミシンなどは使わずに手縫いやボンドで仕上げることができるため、初心者の方にもおすすめです。

ぜひ、自分だけのハンドメイドヘアゴムをインド刺繍リボンで作ってみてくださいね。