本を作る #4|バウムクーヘンの穴からのぞく最後の詩
こんにちは、手づくり本屋こころあそびです。
1冊の本ができあがるまでをのんびりお送りするシリーズ、第4回目!
先週は美味くできたページと、焦げたクッキーのページを紹介しました。
今週はまずそのクッキーのページのリベンジから。
前回は手すきの紙にエンボスのようにクッキーの型を押し付け、そこに印刷すると…
ところどころにインクがついてしまいました。
抄いた紙が少し波打っていたことが原因だったので、今度は紙をまっすぐにしてから。
重しをするときにはいつも「まどみちお全詩集」を使わせてもらっています。
さて・・・
カラフルなクッキーのページ
今度はきちんと印刷できました!
使った紙は、丸形パンチでくりぬいたいろんな色の和紙をいっしょに抄きこんだもの。
カラフルな丸いクッキーがたくさんちらばった可愛いページになりました。
せんべいといえば、和紙
次のページはせんべいの詩。
パリッとした紙をさがしてみたりもしましたが、この紙をみたときにせんべいっぽい!と思ったのです。
なんというか・・・上品なせんべいの袋っぽいんですかね。
この紙は長井紙業株式会社の「マスクどーむ」というもので、抗菌和紙を使用しているとのこと。
淡い筋模様がまた、海老のひげのようで・・・えびせんの香りが漂いそうなページに仕上がりました。
COTTONの紙と、三色の紙
いちばん上はヨーグルトの詩。
羽車さんの紙からCOTTONスノーホワイトという真っ白な紙を。
右側はチョコレートの詩。
これも羽車さんの、まさにCOTTONチョコレートという名の紙に、クラフト紙を重ねました。
そして左下は三色だんごの詩。
これはやっぱり三色の紙を選んだわけですが・・・
北越製紙さんのやよいカラーRサンプルから、だんごっぽい三色を探します。
三色だんごの緑って、ちょっと薄い色のイメージだったんですが、よもぎっぽいのもあるんですね。
深い色の方が気に入ったので、よもぎバージョンの三色だんごに決定しました。
ついに最終ページへ!
詩集「スイーツボックス」の最後のページは、バウムクーヘンの詩。
昨年、京都の楽紙館さんでお買い物したときにいただいた紙出の模様が、バウムクーヘンのようだったので使いました。
そこに、羽車さんで買っていた丸い穴あきカードをどう組み合わせるか。
やっぱり、穴から詩をのぞかせたくなっちゃうかも。
これで12編の詩のページが完成!
次週はいよいよ、本の形に製本してみます。
どんな本ができあがるか、楽しみ楽しみ。
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