金沢ペーパーショウに行ってきました|三善製紙さんの紙

手づくり本屋 こころあそび
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こんにちは、手づくり本屋こころあそびです。

 

先日、金沢ペーパーショウに行ってきました!

石川県に移住してから毎年楽しみにしている、中島商店主催の紙の展示会。

今年は50回目、なんと1972年から開催されているそうです。

三善製紙さんの紙

いろいろな紙の展示があるなかで、気になっていた紙と出会うことも。

それは以前「Re本 あわ」を作るときに検討していた「おさかなパックン」という紙。

もとは三善製紙さんの耐水紙で、鮮魚包装紙として利用されています。

 

「Re本 あわ」は廃漁網からできたテキスタイルを使う企画だったので、魚つながりで詩はこの鮮魚包装紙に印刷したらどうかな?と思っていたのです。

検討の末、和紙に印刷することにしたのですが、「この紙に印刷したらどうなっていたかな」と気になっていました。

耐水紙グリーンに印刷

サンプルで1枚この紙をいただいたので、印刷してみることに!

とっても薄く、家庭用インクジェットプリンターに通るか少々不安です。

 

一回目。いつものプリンターにセットして印刷してみると、紙がとりこまれたまま出てこず。

中でしわしわになっていました。やはり薄くて厳しいのかな。

 

二回目。以前使っていたプリンターを出してきて印刷してみると、できました!

プリンターと紙との相性って、いろいろあるんですよね。

こういう特殊な紙に印刷できるか試すのは、とても楽しいわくわくする作業です。

いろんな紙の可能性

この耐水紙を使った、三角コーナーいらずのエコな水切り袋もサンプルでいただきました。

下部にところどころ切り込みが入っていて、そこから水が流れる仕組み。

耐水紙なのでやぶれにくく、抗菌にもなっているとのこと。

 

三善製紙さんは、なんとあのほぼ日手帳の紙「トモエリバーS」を作っている会社でもあるのです!

巴川製紙所さんが生産終了した「トモエリバー」を三善製紙さんが引き継ぎ、よりよい紙を作り出したそう。

石川県のこんな身近に、あの紙を作っている会社があったとは。うれしい~。

 

紙は薄いけど、奥深い。

その魅力にまた虜になった、金沢ペーパーショウでした。

PROFILE

手づくり本屋 こころあそび
おみやげの包み紙や古着など、身近な素材でちいさな本を作っています。大学時代に新風舎出版賞で大賞、詩画集「かくれんぼみち」出版。もっと気軽にいろいろな本を作りたいと、2009年「こころあそび」をはじめました。3人のこどもが寝たあとが、至福の制作タイム(&おやつコーヒータイム)。毎週月曜日に投稿予定です。
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