携帯カバー手帳タイプ~父からの依頼を受けて~

OUGI Leathers
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父の携帯カバー

最近、父に携帯カバーを頼まれたので製作しました。

 

携帯電話は色々な種類があり、同じ種類に見えても少し違ったりすることもあるため

お使いの携帯電話にあうケースを買って預けてもらってから製作開始しています。

ケースにはどのような素材が良いかは・・・ TPU(熱可塑性ポリウレタン)がおすすめです。

ゴムのようにしなやかで強度があるためです。

 

ケースと革

TPU素材の物を使う理由は・・・

ケースと革を縫い付けるためです。

接着剤や強力テープなどでは長くお使い頂いてるときにとれてしまったりする可能性があり

安心できないからです。

そして、シリコン製では柔らかすぎて縫うとちぎれてしまいそうです。

プラスチック製は硬すぎて縫うのが大変です。

父はプラスチックを買ってきましたが・・・(^^;)

パッケージにはTPUと書いてありましたが、実際に見てみると(画像参照)黒い部分はTPUで

縫う面はプラスチック製でした。穴開け作業が大変でした・・・

 

形について

手帳型とブルーの革という事以外は指定はなかったので

このように作りました。

 

実は前回も作ったのですが、留をボタンホックにしたところ壊れたと聞きました。

こちらに送ってくれれば留のボタンも交換できますが、だいぶ使ったので新しいのがほしいとの事でした。

今回の留は差し込み式にしました。携帯電話の反対側に横から物を入れられるポケットを1つ付けています。そこに名刺やカードなどを入れて厚みが増しても、差し込み式の留だと綺麗に留まります。

また、厚みが増しても大丈夫なように留を長めにしました。

完全に差し込んでしまうのではなく指がかかる位にとどめておけば抜き差しが楽になります。

 

革と縫い付ける面がプラスチック製で大変でしたが、送った所とても満足したようで安心しました。

 

物づくりは何を思ってどう作るかが大事だと思います。

そして、その正解は使う人によって変わってきます。

ですので、気に入った物を探す際には、何を思ってどう作ってるかを説明してくれる所の中から

ご自身の好みに合っている考え方のブランドを探すというのも

物に対しての愛着が湧くことだと思います。

 

PROFILE

OUGI Leathers
大阪市西区新町でオリジナルレザーアイテムの製作販売、オーダーメイドの製作、手縫いの革教室をしています。https://handsewn.ougileathers.shop/
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