コインケース(ホック留め)について書いてみました。
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OUGI Leathers
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このコインケースは、散歩から旅まで幅広く使えるようにと作りました。
小さな買い物に対応できるように、コインとカードに加え、お札も折れば収納可能で最低限入る財布のようなコインケースです。
鞄やポケットにいれてもかさばらないように、カードのサイズに合わせて作りました。
見た目、サイズ感、使いやすさ、丈夫になるよう工夫した仕組みなど
細かい所まで考えたコインケースになっています。
サイズは約10x7cm、厚さ 2cm、重さ 41gで、コイン 20枚とカード2枚、お札2枚が収納できます。
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コインとカード(お札)を分ける仕切りを付けてます。
マチは約75度と大きく開いて、中の物が取り出しやすくしてあります。
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仕切りはカードの取り出しやすさや外観の美しさのためこのように、サイドは固定していません。
カードを入れた時に、仕切りの革より少し深く収納できてコインから保護しています。
取り出すときは仕切りの革に指がかかりますので、めくりやすくなっていて、カードを確認しやすくしています。
また、革の裏の処理をしているので滑らかになっています。革に細かいホコリなどが入っていかないようにしています。
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仕切りのサイドを固定していないので、厚さがカブセの曲がる部分以外は同じで統一感のある仕上がりになっています。
コバ(裁断した革の断面)はザラザラしてると、物と擦れると削れやすくなるため、そうならないように丁寧に処理して、滑らかで綺麗に仕上げています。
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縫い目は目の細かい、菱目打ちと、それに合ったサイズの糸で仕上げています。
厚みの関係でどのピッチを使うか決めますが、このコインケースは細かいピッチで仕上げるとより綺麗になります。
また、菱目打ちは革を縫う前に予め穴を開ける道具ですが、どの場所に打つかなど計算して作っていますので、
革と革をつなぐ境目も同じ間隔になっています。本体とマチを固定してる部分の始まりの所は、開閉するたびに動くので
ダメージを受けやすい箇所です。適当に開けるとこのダメージを受けやすくなる箇所が狭かったり広すぎたりと作った物それぞれで
耐久性がマチマチになったり縫い目の美しさを損なってしまいますので、穴を開けたい場所に必ず開けて均一に見えるという技術が必要になります。
こんな感じで色々工夫したコインケースです。
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