1本の糸で縫い上げるベルトづくり
5月の活動報告
4月末にマクアケで実施したプロジェクトが終了して、5月は応援して下さった皆様にリターンの財布を製作していました。発送を完了させてWEBショップで販売を開始しました。
コンパクトなのに容量もあって使いやすい財布を作りたくて作った長財布です。
良かったらどんな財布か見て下されば嬉しいです。
tsutsuco model | OUGI Leathers
MeTAS+を見て下さった方からのオーダー
MeTAS+を見て下さった方からベルトのオーダーを頂きました。
県外にお住みの方でメールで相談しながら製作しました。
お客様のご要望で以前使っていたベルトのバックルをくるみなおしてほしいとの事で
相談をいただき、確認するとかなり難易度の高いバックルでした。
というより、自分で難易度をあげてしまったという感じです。
このバックルは外側は画像のように縫い、内側は上と下の革を接着すると簡単に製作できますが
画像を確認して頂くとわかるように内側も縫っています。
そしてこのように作るには、型紙もコの字ではうまくいきませんので工夫した型紙が必要になります。
バックルが出来上がれば後はベルト本体です。
基本的に手縫いで仕上げていますので、縫う穴を開けたらひたすら手縫いで縫い上げます。
手縫いは1本の糸の両端に針を付けて、右から入れた針を左から抜く、左の針はその逆にと
針を右左入れ替わりながら縫っていきます。長い距離を縫う時に、縫いやすい長さの糸で縫っていくと継ぎ目がでます。均一で綺麗な縫い目にするには、この継ぎ目が気になります。
ですので、私が縫う時には継がずに一本の糸で縫い上げます。ですので、仮に80cmのベルトを縫う時は、(縫う長さの3倍+30cm)周りの長さの160cmの3倍で480+30cmの長さが必要になります。縫う革の厚さで余る事もありますが、足りないことが怖いので、この長さはとります。510cmという長さの縫いはかなり大変なため、ベルト作りは大変です。
自分が思うベルトはこうありたいと思っていますので、このように作っています。
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