ガラスの気持ち

ガラスギャラリー心音
さらに表示

ガラスの気持ち

こんにちは!
ガラスギャラリー心音の植澤祐佳子です。
今日はわたしが使う素材、ガラスのお話しをします。

わたしが使用しているガラスは、ボロシリケイトガラスまたはホウケイ酸ガラスといって、試験管などを作る理化学ガラスや、食器などを作る耐熱ガラスと同じものです。

ボロシリケイトガラスの特徴は、なんといってもその高い透明度です。
手の脂や汚れのついていない出来たてのガラスたちは、それはそれは美しくて、わたしはその美しさに魅了されて日々作品作りをしているようなところもあります。

もちろんガラスは、落としたりぶつけたりして割れてしまうことがあるのですが、衝撃は受けていないのに、熱く型づくったガラスが、冷めていく段階で割れてしまうことがあります。

それは型作る際に、目には見えない無理な力や部位に大きな温度差が出来てしまうことが影響しています。

見た目には美しく出来上がっているように見えても、実はガラスにはとても負担になっていた…ということがあるのです。

そしてその型を維持できず割れてしまう…
まるで命ある生きもののようですよね。

美しくあり続けることは
まず無理なく負担なく
自然体でいること。

ガラスはそんなことを、
伝えてくれるような気がしたりもするのです。

5/3〜4に行われる、アート&てづくりバザールinKOBEに心音も出店しております。
美しく高い透明度の輝きを、ぜひご覧いただけたら嬉しいです。

PROFILE

ガラスギャラリー心音
軽くて透明度の高い、ボロシリケイトガラスを、1500〜2000度の酸化バーナーでひとつひとつ溶かして、アクセサリーや雑貨を作っています。 モチーフは、周りの身近な人はもちろん、物語や音楽、季節の植物や風景、さまざまなものからいただく要素を、抽象的に表現することが多いです。 身につけるかたを美しく引き立てる、日々の暮らしを豊かに引き立てる、そんなお品を作りお届けしたいと思っています。
  • Twitter
  • Instagram

関連記事

PICK UP

ミタス編集部がおすすめするピックアップ記事

RANKING

ハンドメイドの人気記事