【小物やアクセサリーも】ハンドメイド作品の撮影のコツ3つ!スマホで映え写真にする方法

MeTAS+編集部
さらに表示

ハンドメイド作品はもっと素敵に撮影できる

アクセサリーや小物など、ハンドメイド作品が完成すると「SNSに投稿しようかな」と考える人も多いですよね。そんな時、何気なくスマホで撮影するものの「実物のように素敵に見えない」と写真の仕上がりにガッカリしてしまった経験ありませんか?

ハンドメイド作品を撮影する際には、映える写真に仕上げるためのコツがあります。作品の魅力を最大限に伝えるためにも、ハンドメイド作品が完成したら撮影にもこだわってみましょう。

今回は、陶磁器で生活雑器などを制作されている進藤純子さんのハンドメイド作品である八角小鉢を使って、ハンドメイド作品をより素敵に魅せる撮影のコツを紹介します。

撮影に使用するアイテム

今回は撮影にあたり以下のアイテムを用意しました。

  • 白い紙
  • 撮影したい作品
  • iPhone
  • 撮影に使う小物
  • レフ板(白く立てかけておけるものならOK)

ちなみに、レフ板とは撮影の際に光を反射させるための撮影アイテムでリフレクターと呼ばれることもあります。製品として販売されているものは片方が白、もう片方がシルバーになっており効率的に光を反射させる仕組みになっていますが、両面が白い物でも充分光をコントロールできます。

段ボールに白い紙を貼ったものでもレフ板として使えますし、本格的に撮影したいならハンドメイド撮影に適したサイズのレフ板を購入するのもおすすめです。

レフ板があるのとないのでは、写真の仕上がりが大きく変わるため、映えるハンドメイド撮影に欠かせないアイテムと言えます。

ハンドメイド作品を撮影する時に気を付けるポイント

ハンドメイド作品を撮影する際は、アイテムに応じていくつか注意すべきポイントがあります。

艶のあるものは光が反射しないよう注意する


陶器のような艶のある作品は、何も意識せずに撮影すると作品の中で光が反射してしまいます。これでは、せっかくの色や柄、模様などが分かりづらく作品の魅力が伝わりにくいでしょう。

背景に余計なものが映らないようにする


背景に作品以外のものが入り込んでしまうと、作品以外のポイントに視線が誘導されてしまいます。作品の世界観を表現したり、魅力を引き出すための小物などはOKですが、部屋の壁や床、家具など、生活感の見えるものが映り込まないよう注意するとよいでしょう。

フリマアプリ、ネットショッピングサイトなどにアップする写真を撮影する時は、特に作品だけが映っている白背景の写真を用意しておくのがおすすめです。

実物と同じ色味に見えるよう工夫する


部屋の明るさやカメラの設定によっては、ハンドメイド作品が実物と全く違う色味で写真に映ることもあります。自分の趣味として撮影するものならまだしも、ネットショップやフリマアプリなどでハンドメイド作品の出品をする場合は「写真で見たものと実物が全然違う」とクレームになってしまうことも少なくありません。

ハンドメイド作品を撮影するコツ3つ

ハンドメイド作品を撮影する際には以下の3つのコツを押さえて、素敵な写真に仕上げましょう。

1.自然光の入る場所で撮影する
2.光の向きをコントロールする
3.光源の強さをコントロールする

それぞれのコツについて詳しく解説していきます。

撮影のコツ1.自然光の入る場所で撮影する

撮影のコツ1.自然光の入る場所で撮影する


ハンドメイド作品を撮影する際には、自然光を用いて撮影すると柔らかく撮影することができます。自然光は、人工的なライティングを使って撮影するよりも、作品そのものの色合いや風合いを再現できます。

室内で最も自然光を取り込みやすいのは窓の近くです。なるべく多くの自然光を取り込みたい場合は、室内の照明を消すとよいでしょう。

撮影のコツ2.光の向きをコントロールする


光が当たると、必ずどこかに影が出ます。影を活かして写真を摂るのもよいですが、今回は作品の魅力である色合いや柄を写真に再現するため、光をコントロールして影を抑える方法を使って撮影します。
ここで活躍するのがレフ板です。影が出ている方向からレフ板によって光を反射させることで、影を弱めていきましょう。

影の出ている方向にレフ板を立てて、光を反射させていきます。

影がこのまま消えればOKですし、レフ板を使っても影が消えない場合は、次に紹介するコツを参考に光源をコントロールしてみてください。

撮影のコツ3.光源の強さをコントロールする


光が強いほど影も濃く暗くなります。そのため、レフ板を使っても影を消せない場合は、光源を弱めてしまう方法もおすすめです。

室内で撮影している際は、窓のレースカーテンなどを閉めて、自然光の強さを弱めるとよいでしょう。カーテンのついていない窓や遮光カーテンを使用している場合は、トレーシングペーパーなどで自然光を遮る方法もあります。

自然光を活用して撮影したハンドメイド作品

何も意図せず撮影した写真と、撮影のコツを意識して撮った写真です。背景が白くなるように、下に白い画用紙を敷いて撮影しています。

撮影のコツを意識して撮った写真は、作品の色合いや細やかなデティールが写真からも見てとれる仕上がりになっています。

もっと映える写真を撮影したい!小物を使った上級者向けテクニック

ハンドメイド作品の魅力をもっと引き出したい場合には、小物を使った撮影がおすすめです。小物を使用することで、実際の使用感をイメージしたりサイズ感、世界観を伝えることもできます。

小物を上手に活用して、よりハンドメイド作品が映える写真を撮影しましょう。

テクニックその1.主役を決める


写真の中に、似た質感、似た大きさのものがいくつもあると、どれが写真の主役なのか分からなくなってしまうことがあります。

小物を使う際には、必ず主役となるハンドメイド作品を引き立てる質感や大きさのものを選びましょう。

テクニックその2.小物の数をしぼる


小物をたくさん入れ過ぎてしまうと、写真のなかの情報が多すぎてごちゃごちゃした印象になってしまいます。小物は、主役となるハンドメイド作品を引き出すよう、最小限にするのがおすすめです。

テクニックその3.身近なものを使ってサイズ感を伝える


ハンドメイド作品をフリマサイトやネットショッピングなどで出品する際には、サイズ感を伝えることも大切です。もちろん、数値として伝えるのもよいですが、身近なものを小道具として使えば写真でもサイズ感を伝えることができるでしょう。

小物を活用して撮影した作品

小物を活用すれば、さまざまなシーンを想像させる写真を撮ることができます。今回のテクニックを活用して撮った写真を見ていきましょう。

主役を決めて撮った写真


写真の主役となる八角小鉢を引き立てるように、やや後ろに置いた和小物が上手に作品を引き立てています。

小物の数をしぼって作品を引き立てた写真


小物の数をできる限り減らし、ハンドメイド作品と対照的な色合いの小物を使うことで、より作品が引き立つ写真に仕上がっています。

サイズ感の伝わる写真


実際に、八角小鉢の上に和菓子を乗せて撮影することで、作品のサイズ感が伝わりやすい写真に仕上がりました。

スマホで加工してより魅力的なハンドメイド作品写真にしよう

近年、スマートフォンの性能が各段に上がっており、デジタルカメラに劣らないクオリティで写真を撮影することができます。スマホで撮影すれば、SNSなどにもアップロードしやすいでしょう。

また、スマホで撮影した場合、アプリを使って簡単に写真を加工することも大きなメリットと言えます。色味などを調整することで、より実物に近い色合いを表現したり、敢えて色合いなどを変えることで作品の世界観を伝えることもできます。

今回使用するアプリはAdobe Photoshop Lightroomです。Adobe Photoshop LightroomはiOS、AndroidOS共に対応している無料で写真の編集、整理、加工ができるアプリです。

Adobe Photoshop Lightroomの使い方

Adobe Photoshop Lightroomの基本的な使い方は以下のとおりです。

1.ライブラリに編集したい写真を追加する
2.コントラストを調整する
3.シャドウ・ハイライトを調整する
4.色味を調整する

闇雲に加工してしまうと、実物や思い描いていたイメージとかけ離れた仕上がりになってしまいます。加工の際には必ず実物と写真を見比べて「実物に近い表現」もしくは自分のイメージしている表現に近い設定を探しながら行ってみてください。

プリセット機能を活用しよう

プリセット機能とは、Adobe Photoshop Lightroomで設定した変更内容を保存できる機能です。複数の写真をアプリで加工する際に1枚ずつ加工してしまうと、一見似たような写真でも微妙に設定が異なることで統一感のない仕上がりになってしまいます。

複数枚の写真を仕上げる際には、1枚目の設定をプリセット登録しておき、全ての写真を同じ設定に統一するのがおすすめです。

まとめ

ハンドメイド作品を上手に撮影するコツや映える写真を撮るテクニックを紹介してきました。今回紹介した方法で、ぜひお気に入りの作品を撮影してみてくださいね。

もっと詳しく知りたい、という方はぜひ動画もチェックしてみてください。

PROFILE

MeTAS+編集部
MeTAS+編集部です。MeTAS+では、アーティストやクリエイターの世界観やハンドメイドの最新情報をWEBサイト、YouTubeなどを通じて発信しています。
  • Twitter
  • Instagram
  • Youtube

関連記事

PICK UP

ミタス編集部がおすすめするピックアップ記事

RANKING

ハンドメイドの人気記事