3時間で作れる!簡単ファーのトートバッグ

neige手作りのある暮らし
ヴォーグ学園講師。2005年から『neige+手作りのある暮らし』ブログを運営。YouTubeやInstagramなどのSNSにて作品を紹介しながら、初心者でも一緒に楽しめる作り方を紹介しています。現在はオンライン講座も開講中。手芸誌、映画手芸監修、メディア出演など幅広く活躍。著書も多数出版。
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今回は少し季節を先取りしたファーのバッグの作り方を紹介します。
少しサイズアップして作ってみても、雰囲気が変わりますよ。

完成サイズ

以下、完成サイズです。

  • たてH約22cm
  • 幅W約30~18cm
  • 底D約12cm
  • 持ち手の長さL28cm

準備するパーツの紹介

以下のパーツを準備しましょう。

  • 内布(たてH48〜48.5×よこW32cm)…1枚
  • 外布(たてH50×よこW32cm)…1枚
  • 内ポケット(たてH27×よこW17cm)
  • 持ち手(長さL30cm×幅W20mm)…2本
  • ファー(たてH8×よこW32cm)…2枚

今回使用するファーは毛足の長いものですが、お好みのファーを使用してくださいね。
持ち手はレザーオンテープを使用しています。

外布はツイードネップ生地です。
難易度は高いですが、接着芯を貼るのもおすすめですよ。
内布は綿麻のキルティング生地(半針タイプ)にしました。

底を裁断

外布を中表になるように二つ折りして、両サイドをマチ針で止めます。
下側の角に、たて5cm、よこ6cmの長方形の線を引きましょう。

線で切ります。

内布のキルティング生地はマスを生かして中央を合わせてから裁断すると、仕上がりがきれいです。

底はたて6cm、よこ10cmで最初に切っておきましょう。

内布がキルティングの場合、外布より最大で1cm小さくしておくと仕上がりがきれいです。

合印を入れる

外布、内布、ファーそれぞれに合印を入れます。
外布の合印は、よこ2mmたて3mmに斜めに切って小さな逆三角形を作るようにしましょう。

ファーは切りにくければ、ハサミで切り込みを入れるなど、印をつけるだけでOKです。

内布のキルティング生地にも、中央にペンで印をつけます。
さらに、中央から5cmずつの位置に持ち手の印をつけましょう。

それぞれの印に、5mmの切り込みを入れます。
中央は、Vの字に切りましょう。
反対側も同様です。

ポケットをつける位置に印をします。
あとから消せるペンで、6cmに線をつけましょう。

中央はTの字になるように、線を引いてくださいね。

ファーの裁断

幅8cmの定規を使って、線を引きます。
ファーの根元からすくうように切りましょう。
どんなファーでも切り方は同じです。

ファーを切らないようにすると、切り口もきれいです。

内ポケットを作る

内ポケットの生地を二つ折りにして、マチ針で止めます。
返し口を残して、縫い代1cmで縫いましょう。
間違えて縫わないように、返し口に「×」と書いておくといいですよ。

縫い代1cmで縫う際は、1cmのガイドにマスキングテープを貼っておくのがおすすめです。

1cm先に針を下ろして、返し縫いからスタートします。
縫い始めと縫い終わり、重なりは必ず返し縫いをしましょう。
返し口の開き口のところは、返し縫いをしっかりしてくださいね。

返し口から表にします。
角は最初に内側から出しておくと、きれいに仕上がりますよ。
表にしたら、目打ちで角を整えましょう。

ポケット口を1cm折り、マチ針で止めます。
際を縫いましょう。
縫い始めと縫い終わり、重なりは必ず返し縫いをしてくださいね。

内布にポケットを縫う

ポケット口を折った面を上にします。
最初につけた中央の「T」の印に合わせたら、マチ針で止めましょう。

5mm離れたところから縫い始めます。
横に2目縫ってから、周囲の際を縫いましょう。
縫い終わりも同様です。

縫い始めと縫い終わり、重なりは必ず返し縫いをしてくださいね。

縫い終わると、画像のような縫い目になります。

内袋を作る

内布を中表に重ね、両脇をマチ針で止めます。
袋の入れ口から両脇を、縫い代1cmで縫いましょう。

ミシン目の長さは3.0に設定します。
縫い始めと縫い終わり、重なりは必ず返し縫いをしましょう。

反対側も同様に、入れ口側から縫います。
マスキングテープを1cmのガイドにするといいですよ。

底を縫う

縫い代を開いて、マチ針で止めます。

端から1cmを縫います。
縫い始めと縫い終わり、重なりは必ず返し縫いをしましょう。

反対側は返し口になるので、縫い残します。

ファーを外布に縫う

外布とファーの中央の合印を合わせて、脇、間の順にマチ針で止めます。

簡単な縫い方から紹介しますね。
毛を避けて端から5mmを縫えるように、マチ針で止めます。

続いて難易度の高い、縫い目が見えなくなる方法です。
毛を根元で分けて、端から5mmで縫えるようにマチ針で止めます。

では、端から5mmを縫います。
今回は簡単な縫い方でやっていきますね。
ミシン目の長さは3.0に設定して、際を縫いましょう。

目打ちなどで毛先を整えながら縫います。
縫い込みやすい脇の毛は、しっかりと避けておきましょう。

外袋を作る

外布を中表に重ね、脇のファーを内側に入れながらマチ針で止めます。

両脇を1cmで縫います。
縫い始めと縫い終わり、重なりは必ず返し縫いをしましょう。
目打ちで毛を内側に入れながら縫ってくださいね。
反対側も同様です。

仕上がると、画像のようになります。

内袋と同様に、底を縫いましょう。

外袋と内袋ができました。
内袋の底は、1箇所返し口になります。

内袋に持ち手をつける

内袋に持ち手を仮止めします。
最初につけた印に持ち手を合わせ、端から5mmに仮止めします。
内袋につけるので、向きに気をつけてください。

持ち手を5mm余分に出して縫います。

持ち手の間は10cmです。

本体を仕上げる

外袋のみ、表にします。
外袋を内袋に入れ、脇は縫い代を開いてマチ針で止めましょう。
中央の合印も合わせていきましょう。

脇から1cm、周囲を縫います。

脇の1cm奥から縫い始めます。
はみ出た毛を目打ちで入れながら、ゆっくり縫いましょう。

持ち手部分は返し縫いをします。
布をまっすぐに整えながら縫うと、直線をきれいに縫えますよ。

縫い終わりは最初の糸を切り、縫い始めのミシン目に2cmほど重ねて縫います。
ミシンはこれで終了です。
お疲れさまでした!

マグネットボタンをつける

返し口から表にして、整えます。
お好みでマグネットボタンをつけましょう。

マグネットボタンをつける位置は、中心から1.5~2cmです。

当て布も用意します。
マグネットボタンに沿って当て布と本体に線を引き、切り込みを入れましょう。

ポケット側に凹がくるようにします。

返し口から手を入れて、当て布、座金の順に差し込みます。

硬いテーブルなどに押しつけて開くと、きれいに仕上がります。
反対側も同じようにつけましょう。

返し口を閉じる

返し口を手縫いで閉じて仕上げます。
あと一息です!

完成

仕上げにファーを整えて完成です。
いかがでしたか。
少し季節を先取りしたファーのバッグをぜひ作ってみてください。

 

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