変わった本がならぶ「どない書っ店」という本屋|よりみち書店(福豆文庫)

手づくり本屋 こころあそび

こんにちは、手づくり本屋こころあそびです。

 

ようやく秋っぽくなってきましたね。

秋といえばの・・・読書の秋!

今回は、手のひら詩集の福豆文庫から「よりみち書店」を紹介します。

福豆文庫13「よりみち書店」

収録している12編の詩は、タイトルがすべて本のようになっています。

それはどういうことかというと・・・

見本、メガ本、イヤ本、TELE本、のほ本・・・などというように。

やっぱりだじゃれが好きなんですね。

 

TELE本は、テレホンで、過去に実際その「TELE本」を作っていました。

当時、携帯電話会社に「ご自由にどうぞ!」と置かれていたサンプルを手にして、ひらめいた作品。

その携帯電話の画面をはずして、TELE本と印字した紙を入れて作ったものです。

 

この作品は、大学卒業時に友達と企画したイベントで、展示しました。

 

「どない書っ店」で展示したもの

そのときの展示風景がこちら。

「どない書っ店」と題して、「~本」とつくいろんな形の本を作って並べました。

“変わった本ばっかりでこの本屋、どないしよってん”という意味をこめた、書店名。

 

メガ本と書いたメガホンが見えます。

これは、応援したい誰かに向けたメッセージを募集し、そのメッセージをメガホンの中に貼ったもの。

このメガホンをのぞいてそれを読むので、メガ本。そしてけっこう大きいので、メガ本。

「おて本」は、いろんな人の手形をあつめた本。

「2008粘土スケジュール帳」は、紙粘土に予定が書き込まれている手帳。

まんなかの黄緑色の本は、MeTAS+でも紹介したことのある「食いしん虫」です。

たのしかったなあ・・・(しみじみ)。

 

このときに思いついたいろいろな本を、1冊の詩集にまとめたいなと思ってできたのが、福豆文庫の「よりみち書店」でした。

紙にのった詩もよいけれど、時には紙をとびだしてメガホンにのったり、粘土にのったりするのも、詩にとって気分転換になるかも。

どちらもわたしの好きな、詩のかたちです。

PROFILE

手づくり本屋 こころあそび
おみやげの包み紙や古着など、身近な素材でちいさな本を作っています。大学時代に新風舎出版賞で大賞、詩画集「かくれんぼみち」出版。もっと気軽にいろいろな本を作りたいと、2009年「こころあそび」をはじめました。3人のこどもが寝たあとが、至福の制作タイム(&おやつコーヒータイム)。毎週月曜日に投稿予定です。
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