思わず駆け出した18年前のこと|詩画集かくれんぼみち
手づくり本屋 こころあそび
こんにちは、手づくり本屋こころあそびです。
大好きな5月。
その理由はたくさんあるのですが、ひとつにこの本が発売された月だということがあります。
2006年5月24日に発売された詩画集「かくれんぼみち」。
詩集出版の夢
小学生の頃から詩を書くのが好きだったわたしは、高校生になって「どうしたら詩集を出版できるか」と考えるようになりました。
その頃から世の中に自費出版という選択肢はあり、「お金があれば作れる」というのは納得。
しかし、それはわたしの夢とは少し違うなと感じていました。
自分で何か形に残したいというより、誰かに認めてもらいたいという気持ちの方が強かったのだと思います。
そこで、公募されている詩のコンテストを調べてとにかく応募するように。
これがなかなか楽しく、結果が発表されるまでのわくわくが詩作の励みになっていました。
日の目をみたのは、2004年のこと。
第23回新風舎出版賞のポエトリー部門で大賞をいただき、詩集出版の夢がかなうことに。
イラストレーターの長崎訓子さんやブックデザインの有山達也さんなど、たくさんの方々に力をいただいて詩画集「かくれんぼみち」が完成しました。
発売日に書店にいくと自分の本がならんでいて・・・いてもたってもいられずその場から駆け出したことを覚えています。
その後出版元の新風舎がなくなってしまったので、詩集の在庫は手元に。
現在はイベントで販売したり、石川県のこまつ町家文庫さんに置いてもらったりしています。
この本がきっかけではじめた手づくり本屋。
今の創作活動に導いてくれた、とても特別な1冊です。
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