【東京・祐天寺 / JAMpack】まるで映画の世界。豊富なデザインに魅了される、圧巻のボタン専門店

東京都目黒区五本木。東急東横線「祐天寺駅」より徒歩4分の場所に、今回ご紹介するお店はあります。

ボタン専門店「JAMpack(ジャムパック)」さんの店内は、まるで映画のワンシーンを切り取ったよう。店内に足を一歩踏み入れた瞬間から、個性的な世界観のトリコになってしまいます。

代表の東(ひがし)さんとスタッフの島雄(しまお)さんに、お店のこだわりや魅力をたっぷりとうかがいました。

くまのなな
東京都在住のフリーライター。 ハンドメイドショップの元店員です。 ハンドメイドアクセサリーを身につけること・間取り図を見ることが好き。
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壁一面にボタンがずらり。海外からの買い付け商品も。

 

JAMpackさんは、東急東横線「祐天寺駅」より徒歩4分の立地。ビルの2階にお店があります。

目印は、壁に大きく飾られた店名入りのポスター。1階には古着屋さんが入っています。

 

 

階段の壁には、アーティストのBURUMORIさんによるアートが全面に描かれています。お店に入店する前から、なんだかテーマパークに来たようなワクワク感! 期待に胸が膨らみます。

2階に上がり、オープンになっている扉の向こうへ……。

 

 

店内に足を踏み入れた瞬間、そこはもう非日常。

壁にずらりと並ぶ膨大な数のボタンたちに、思わず「これはすごいですね……!」と自然と言葉が漏れました。

「魔法使いの杖を売っているお店みたいですね、とお客さまに言われたこともあります」とスタッフさん。たしかに、今にも魔法使いが出てきそうな、心がときめく雰囲気も漂っていました。

 

 

商品のチョイスは日本国内にとどまらず、フランスなど海外から買い付けする場合も。個人のお客さまはもちろん、アパレルメーカーなどの企業さんもよく来店されるそうです。

 

今回の取材中も、お客さまが何名かご来店。

個人でふらりと覗きにきた様子の方もいれば、店員さんと細かく相談しながら商品を決めている方もいらっしゃいました。

 

 

今回取材にご協力いただいたのは、代表の東さんと店舗スタッフの島雄さん。(写真は代表の東さん)

 

 

「商品についてわからないことがあれば、遠慮せずにいつでも声をかけてください」と代表の東さん。

魅力的なボタンの世界に、ひとりでうっとりと浸るもよし。疑問点があれば、スタッフさんとお話ししながらボタンをチョイスしてもよし。そのときの気分で、自由に過ごせる空気が店内にはありました。

個性豊かなボタンたち。お気に入りを見つけよう

 

店内に並ぶボタンは、他では見ない個性的なデザインから、シンプルで使いやすそうなものまで。「あっちも見たい、こっちも見たい」と、至るところに視線が目移りしてしまいます。

 

 

絵本の世界を形にしたような、かわいらしいデザインもありました。

そのままボタンとして使うのはもちろん、帽子やバッグにワンポイントで付けてみたり、オリジナルのアクセサリーにしてみたり。使い方を悩むのも、楽しい時間になりそうです。

 

 

中には、スタッフさんが手作りしたボタンも。ここでしか手に入らないデザインを、ぜひゲットしてくださいね。

 

 

ボタンの量り売りもありました。
これは、ついつい乗せ過ぎてしまいそう……。

 

 

JAMpackさんのおもしろいところは、なんでもボタンにしてしまうところ! たとえば、つるんとした質感が魅力のタイル。もともとは建築用のタイルでしたが、ふと「ボタンにしたらかわいいんじゃないか?」と思い付き、形にしてみたのだそうです。

 

ボタンじゃないなら、ボタンにすればいい。

その豊かな発想のおかげで、ボタンのテーマパークのような世界観が確立されているのだと感じました。

バックル・ファスナー・チェーン。ボタン以外も販売

 

JAMpackさんでは、ボタン以外にもバックルやファスナーなどの服飾副資材も販売中。イヤリングやピアス、ヘアゴムなどもおしゃれにディスプレイされていました。

 

 

レトロでかわいい刺繍リボンも置かれています。

バンダナやヘアバンドにしたり、ワンピースのベルトにしたり。バッグの持ち手にしてもおしゃれですね。

 

 

ふと足元を見ると、木の箱に詰め込まれたチェーン類が。
宝探しのようで、どのスポットも見逃せません。

 

 

お店の名前のJAMpackには “ぎゅうぎゅう詰めの” という意味が込められています。

「色々な商品をぎゅうぎゅう詰めにした店内で、商品のおもしろさを知ってもらいたい」「お客さまの創造性を高めて、頭の中をいっぱいにしたい」という、ふたつの想いが詰まっているそうです。

 

 

JAMpackの “JAM” は、ミュージシャンが集まり即興で演奏する “ジャムセッション” からの引用。

店内は、その名のとおり賑やか! 気持ちがはずむ商品があちこちに並べられ、眺めているうちにあっという間に時間が溶けていきます。

加工もお手のもの。ご希望の場合はスタッフさんへ

 

商品の加工をしたい場合は、お気軽にスタッフさんへ。

ボタンをパーツとして使いたい場合は、無料でボタンの裏をすべすべに削ってくれます。つるんと平らになった面にアクセサリーパーツを取り付ければ、自分だけのオリジナルアクセサリーが作れますよ。

 

 

ベルトの先止め金具や、硬くて取り付けが困難なデニムのボタンも、店内で付けることが可能です。

 

 

服飾学校の生徒さんが来店した際は、商品購入後に店内の機械を無料で貸し出すこともあるそうです。もちろん、学生さん以外も大歓迎。

「購入時は機械を使わず、後日やっぱり使いたいと思った場合でも、ご相談いただければ対応できます」と代表の東さん。

 

 

店舗では、人気のワークショップも開催中。お店の営業日であれば、基本的にはいつでも開催しているそうです。

ヘアゴムやレザーネックレス、ショルダーストラップやボタンブレスレットなど、ぜひビビッときたものに挑戦してみてくださいね。

もともとは卸売業。独自ルートを活かした商品選定

 

店舗の運営元である株式会社イーストンは、服飾副資材の卸売業として1983年に事業を開始。

卸売業の知識を積み重ね、2018年にオリジナル商品をメインとした服飾副資材全般を取り扱う「JAMpack」をオープンさせました。

卸売業の知識や仕入れのルートを活かしているため、商品のラインナップは本当に多種多様です。

 

 

代表の東さんは、穏やかな笑顔が素敵な方。

「JAMpackがものづくりのきっかけになれたら、すごくうれしい」と、たくさんのボタンに囲まれながらお話ししてくれました。

 

 

「店内には、初めて見る商品もたくさんあると思います。どうやって使うんだろう? と思ったら、ぜひスタッフに話しかけてください。これはこうやって使うんだよ、こうして作っているんだよと、語れることはいくらでもあるから(笑)」と東さん。

 

 

店舗スタッフの島雄さんは「JAMpackは、お客さまによって表情を変えるお店だと思います」と話します。

チラリと覗いてくれた方にとっては、静かな街の雑貨屋さん。
ものづくりをする方にとっては、こだわりの作業場。
ワークショップに来た方にとっては、体験型の店舗。
お子さまにとっては、キラキラが詰まった遊び場。

 

「人によって見え方が違っても、共通点は、ここは没入できる場所だということ。夢中で遊んで、なんか楽しかったな〜と帰ってくれたら、こちらとしてもうれしいです」と、やさしげな目元でお話しいただきました。

 

 

あなたにとっては、どんなお店になるでしょうか。

来店するたびに違う表情を見せてくれそうな、ボタン専門店JAMpackさん。自分の視界に広がるお店の表情はどんなものか、ぜひ実際に足を運んで確かめてくださいね。

店舗情報

JAMpack

概要
ボタン・バックル・ファスナーなどの服飾副資材専門店
営業時間
平日、第2・第4土曜日:13:00〜17:00
定休日
第1・第3土曜日、日祝
アクセス
東急東横線「祐天寺駅」南改札 東口2 徒歩4分
HP
https://shop.jam-pack.co.jp/
SNS
https://www.instagram.com/jampack.easton
TEL
03-5724-3472
住所
〒153-0053 東京都目黒区五本木2-13-1 アーバンフェニックス2F
備考
※取材時点の情報です

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