大阪・南船場|パーツ作家さんに会いに⾏こう!【後編】Melting Point /ガラスビーズ
- Kaori Sawada
- 2022年11月からMeTAS+で記事を書かせていただくことになりました!取材を通じて色んな方にお会いできるのが楽しみです。
ハンドメイド作品に⽋かせない数々のパーツ。それらをハンドメイドで作られている作家さんがいます。そこで、以前に取材した芦屋のSERCEさんが、アクセサリー作りでパーツを使用されていた、2名の作家さんを訪ねました。
まずはガラスビーズのパーツを作られている「Melting Point」の上⽥尚⼦さんのお店を取材しました。
【後編】では、ガラスビースの制作過程やガラスビーズ作りの楽しさについて伺います。
ガラスビーズを制作している動画をInstagramで公開中!
――ガラスビーズをどうやって作られるのか教えていただけますか。
⾊が付いた棒状のガラスを溶かして作ります。私の作るビーズは⼩さいので、棒状のガラスをさらに細い棒に作り直すことから始まります。そのガラス棒をバーナーで溶かして、鉄の棒に巻き付けて⾏くんです。
Instagram(@mpchako)でライブ配信をしながら作っている時もありますよ。
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(⿃のビーズを作っているところ。動画中の上⽥さんのお話も楽しいです!)
――デザインのアイディアとして何か取り⼊れられていますか?
「何か閃いたりされるんですか?」とよく聞かれますが、まずデザインを決めてというよりかは、ビーズを作りながら考えていますね。作るものがパーツなので、⾃分の考えを押し出すよりも、種類が偏らないようにするなど使っていただきやすくすることを考えています。その中で少しずつ個性を出しています。
(細い花びらが集まるシロツメクサの制作過程も、Instagramで公開されています。)
⾃分が想像もしなかった使い⽅をしてもらえることが⾯⽩い
――ガラスビーズ作家としての仕事の⾯⽩さは何ですか?
⾃分が想像していなかった使い⽅をしていただいた時ですね。ある程度は使い⽅を想像して作るのですが、「あー、そうきたか!」と思うことがたくさんありますよ。
アクセサリー作りに使用する以外では、例えばパネルや編み物に縫い付けたり、刺繍やポーチの飾りにしたり、花のビーズを逆さまにしてドールハウスのランプシェードやトマトのへたにされた⽅もいらっしゃいましたね。レジンや万華鏡の中に⼊れたり、ビーズを割って陶器やタイルの中に⼊れたり、色々あります。今は作った⽅がInstagramで作品を投稿して下さるのでそれを⾒て楽しんでいます。
(種類が豊富な花のガラスビーズ。 画像下の右端のビーズは⼩指の⽖ほどのサイズです。)
――そんな⾵に使われるのですね。私は花のビーズを集めて花束を作ってみたいなと思いました。
それもいいアイディアですね。他に楽しいことは「⾊合わせ」です。ガラスは⾊を合わせることで、透明と不透明と半透明の部分ができます。絵具ではできない⾊を⽣み出せることが魅力です。
(⿃のガラスビーズは小さなビーズの中に8〜9⾊を重ねています。)
――⾊合わせも作っていく中で想像しなかった⾊味ができそうですし、楽しそうですね。これから作りたいアイテムなどはありますか?
こちらで作ったアクセサリーを販売するのではなく、お客様のご要望を伺いカスタムオーダーができるアクセサリーのために、ネックレスのチェーンを編んで作っています。⼀般的なチェーンでは⾯⽩くないので、ビーズと純銀をポリエステルでコーティングしている特殊な⽷を使っています。⾦属のように⾒えますが、しなやかな雰囲気が出ます。他には、既に作っているガラスの指輪を増やしたりしていきたいですね。
(⽷とビーズで作られているとは思えない質感です。)
ライターがパーツを使って、初めてのアクセサリー作りに挑戦!
Meiting pointさんのガラスビーズに、次に取材に伺うメタルパーツ作家のChielさんのメタルパーツを使ってアクセサリーを作ってみることにしました。ちなみに、アクセサリー作りは初めてです。
(挑戦と言いつつ、難しい制作部分はお願いしてしまいました。花びらと、芯のついた⻩⾊の丸いビーズを組み合わせます。)
(かわいいお花になりました!次回、メタルパーツのChielさんの取材記事で完成します。)
ガラスビーズの作家さんは国内でも珍しく、販売されていると「どこの国のビーズですか?」と聞かれることも多いそう。ですが、⼀度実物を⾒たら、海外のものや既製品と⽐べてユニークな形で、ひとつひとつの輝きが違うビーズであることが分かります。
⾃分が責任を持ってオススメできるものを販売したいという夢を実現されている上⽥さん、時々ゲリラ開催されているガラスビーズ作りのインスタライブ配信のお話も楽しいので、ぜひ⾒てみてください。
(引き出し好きという上⽥さん。店内に置かれたレトロな引き出しがお気に⼊りとのこと。昔の書類はA4ではなくB5が主流なので、これもちょうどB5が⼊るサイズだそうです。)
店舗情報
Melting Point
- 住所
- ⼤阪市中央区南船場2-2-28順慶ビル206
- 備考
- Facebook: https://www.facebook.com/glassbeadsmeltingpoint/
※ご来店時は営業日・営業時間をSNSにてお確かめください。
※取材時点の情報です
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