大阪・谷町6丁目|ねこカフェ「neu。」のはじまり
谷町六丁目の路地にある、猫たちの居場所、「neu。」今回はオーナーをご紹介。(ショップ紹介の記事はこちら)
お店をつくる。あたたかくて強い思い。
猫たちの居場所を軸に、ビーガン料理の提供や雑貨販売を展開している「neu。」さん。
オープンして2023年4月で5周年。
オーナーの岩下さんが、お店を作ったきっかけをご紹介します。
きっかけはシンプル。「動物が好き」。
小さい頃から動物と暮らしたかったものの、ご実家が飲食業をされており、叶わなかった岩下さん。
ご自身も飲食のお仕事をする傍ら、「何か動物の為に活動したい…」と考えていました。
公園にいる野良猫たちを助けようと思っていたところ、たまたま同じ気持ちを持っていた幼馴染や、たまたま猫好きの同士と巡り合ったり…と、自然と仲間ができたそう。
そしてグループを結成。TNR[Trap:捕獲、Neuter:不妊手術、Return: 元の場所に戻す]を始めます。
依頼があればどこへでも。とにかく動きまくった結果、救った猫たちは約70匹にも上るそう。
ただ、本職がありながら続ける活動は、仲間との活動時間が合わないことも。
活動をしていく中で「もっと効率よく、得意分野を生かして活動できないか…」と感じ始めた岩下さん。
そして、猫カフェ に辿り着きます。
保護猫カフェをすればTNRの「R」の部分の猫が少しでも減らせる。中間地点として、猫と里親さんのお見合いの場所を作れる。そんなまっすぐな思いで、お店を作ることに決めたのです。
「正直、今だったら…冷静だったら、怖くてできなかったかもしれない…」と話す岩下さん。
何かを作り出す時のエネルギーはすごいものですよね。猫たちを助けたい という思いの強さを感じます。
雑貨のきっかけは常連さん
雑貨のコーナーには、Tシャツからマンガ、キーホルダーにバッグ、手作りの首輪まで様々な種類の雑貨が。
最初の商品はTシャツ。そこから、常連さんのイラストや岩下さん自身のイラスト、看板猫たちが続々と商品になったそう。
気になる方は、前回の記事をチェックしてみてください。
猫ちゃんたちだけでなく、商品もぜひ楽しんで欲しいです。
保護猫と暮らすという選択
お店を作るのってすごく大変なエネルギーが必要なはず。
その大変さもすべては猫の為。
ここで、ちょっと猫のお話しを。
猫の飼育問題はまだ多く聞かれます。
適正な環境を作り、その猫の最期のときまでその環境を維持する。里親さん、飼い主さんにはその責任があります。
保健所にいる数万匹の猫たち。
悪環境で生き延び、でも長くは生きられない野良猫たち。
飼い主と過ごしてたはずなのに、身勝手に放り出されてしまう猫たち。
みな、さまざまな理由でここに辿り着きます。
でもここに来れた子はほんの一部。受け入れのキャパがあるので、全てを助けることができないのが実情。
もちろん、エイズキャリア、高齢猫、ハンディキャップ…等を抱えた猫ちゃんもいます。(そういった猫ちゃんは、ボランティアさんが引き取ることが多いとのこと…)
ちなみに、岩下さんのおうちには、3匹の猫ちゃんがいますが、そのうちの2匹は自力排泄ができない猫ちゃんだそう。岩下さんに愛されて、とっても幸せな猫ちゃんですね。
かわいい猫カフェに、猫雑貨。その裏側には、たくさんの問題と、それを解決したいという熱い思いがあります。
だからこそ、できているあたたかい空間。
そして、この場所で心を癒した猫たちは、「ずっとのおうち」を待っています。
猫と人間。癒し癒され、あたたかい日々を過ごせることを祈ります。
実は、猫とクリエイターはとっても相性◎。
ハンドメイド作家さんはもちろん、ものづくりが好きな人は、猫にヒントをもらうことがあるかも。
猫との暮らし、ぜひ考えてみてください。
テレビ大阪では2023年7月1日(土)・2日(日)に
可愛いねこのハンドメイドグッズが大集合するイベント「にゃんこ博覧会」
を開催します。あなたの知らない《新しい猫の魅力》に出会えるかも。
イベントページはコチラから。よろしければチェックしてみてください。
店舗情報
保護ねこかふぇneu。
- 営業時間
- 平日13:00〜21:00 土日祝 12:00〜20:00
- 定休日
- 不定休
- アクセス
- 地下鉄長堀鶴見緑地線 松屋町駅 徒歩5分、地下鉄谷町線 谷町六丁目駅 徒歩8分
- 住所
- 〒542-0012 大阪市中央区谷町六丁目17-5
- 備考
- ※営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時はHP・SNSにてお確かめください。
※取材時点の情報です
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