ショルダーにもなる!【2WAYボストンバッグ】の作り方

neige手作りのある暮らし
ヴォーグ学園講師。2005年から『neige+手作りのある暮らし』ブログを運営。YouTubeやInstagramなどのSNSにて作品を紹介しながら、初心者でも一緒に楽しめる作り方を紹介しています。現在はオンライン講座も開講中。手芸誌、映画手芸監修、メディア出演など幅広く活躍。著書も多数出版。
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今回は、ショルダーにもなる「2WAYボストンバッグ」の作り方を紹介していきます。
長財布や携帯も入るので、普段使いにぴったりなサイズです。
ショルダーをつければ、ポシェットにもなりますよ。

完成サイズ

完成サイズは以下の通りです。

  • 幅W…約23cm
  • たてH…約12cm
  • マチD…約11cm

準備するパーツ

準備するパーツは以下の通りです。

  • 本体の外布&内布(たてH38cm 横W25cm)…各1枚
  • 側面の外布&内布…各2枚
  • 当て布…2枚
  • ファスナー20cm
  • ファスナー用タブ(H2.5×L6cm)…2枚
  • D缶(25mm)…2
  • 革タブ(W25mm×L5cm)…2
  • バイアステープ(W45mm×L40cm)…2本
  • 持ち手18cm… 2本

本体の外布と内布のサイズは、縫い代込みです。

型紙は諸事情により公開できないため、画像をサイズの参考にしてください。

生地の裁断方法の紹介

生地を2枚同時にマチ針で止めます。

型紙の周囲に、1cmの縫い代を書きます。

先ほど書いた点と点をつないで円を書き、線の内側を切ります。

中央の合印を4箇所入れます。

定規などで、縫い代のサイズを確認します。

両側に当て布用の合印をつけます。

当て布と本体には、中厚の接着芯を貼っています。

内布には、本体とポケット、側面2枚を用意します。
今回は内ポケットの付け方紹介はありませんが、こんな風に生地を裁断して合わせています。

本体に合印を入れる

本体の外布と内布に、中央の合印を入れます。
合印は、横2mm×たて3mm斜めに切って、小さな逆三角形を作るようにしてくださいね。

当て布の準備

当て布の準備をします。
長い辺を1cm、アイロンで折りましょう。
もう1枚も同様です。

中央にペンなどで、合印を書きます。

D缶を通したタブを当て布に重ねて、仮止めします。

画像のように、5mmほど出しておきましょう。

短い辺から1cmの印をつけて切ります。

側面を作る

側面の合印に重ねて、マチ針で固定します。

D缶の位置に気をつけながら縫いましょう。
画像では、縫いやすいように押さえを変えています。

縫い始めと縫い終わり、重なりは必ず返し縫いをしてください。

当て布を表にして、際1.5mmを縫います。
2本目は5mm空けて平行に縫いましょう。

最後に折山の際を縫います。

余分を切りそろえて側面を作ったら、内布と重ねて周囲をクリップなどで仮止めします。

縫い代5mmで縫いましょう。

ファスナーパーツを作る

ファスナータブは2つ折りにして、際を縫います。

ファスナー押さえを使います。

中央に合印を入れます。

仮止め用に、5mmの印をつけておきます。
ファスナーの線を目安にしましょう。

ファスナーの中央をそろえて、25cmにします。

本体にファスナーを縫う

本体にファスナーを縫います。
合印を合わせて、中央、両端、間の順に止めます。
アジャスターはずらしましょう。
縫い代5mmで縫い、内布を重ねて縫い代7mmで縫っていきます。

まず、針を左側にして1cm先に針を刺し、返し縫いからスタートします。
縫い始めと縫い終わりは必ず返し縫いをしましょう。

縫いにくい場合は、押さえを上げてアジャスターを動かしてくださいね。
常に平らな状態にして縫いましょう。

ファスナーが縫い終わりました。

ファスナーの両脇は画像のように折り上げると、もっときれいに仕上がります。
ぜひ、試してみてくださいね!

本体に内布を合わせる

内布を重ねて、中央を合わせます。
マチ針で固定したら、縫い代7㎜で縫いましょう。
7mmのガイドに、マスキングテープを貼っておくのがおすすめです。

先ほどと同じように、1cm先に針を刺して返し縫いからスタートしてくださいね。
押さえを上げてアジャスターを動かし、常に平らな状態にして縫いましょう。

縫い代を倒します。
この一手間で際がきれいに仕上がりますよ。

際1.5mmを縫います。
針を右側にして、アジャスターを動かしながら縫いましょう。

先ほどと同じように、もう1枚の本体外布を中央から合わせます。
5mmのところを縫いましょう。
針を左側にして、1cm先に針を刺し、返し縫いからスタートしてくださいね。

縫い始めと縫い終わりは必ず返し縫いをしましょう。
押さえを上げてアジャスターを動かし、常に平らな状態にして縫います。

縫い終わりました。
画像の状態に、もう1枚の内布を重ねます。

 

7mmのところを縫います。
縫い始めと縫い終わりは必ず返し縫いをしましょう。

先ほどと同じように、縫い代をしっかり倒します。

際を1.5mmで縫います。
針を右側にして、縫い始めと縫い終わりは必ず返し縫いをしてくださいね。

側面を縫う

続いて、側面を縫っていきます。

ファスナーの両脇のタブの幅がそろっていると、きれいに仕上がります。

本体2枚を、縫い代5mmで仮止めします。

中央に合印を入れます。

底中央と合わせて、クリップで固定します。

両脇の中央に合印を入れます。

7mm間隔で切り込みを入れます。
切り込みの深さも7mmほどです。

ファスナーエンドの側面から作っていきます。
最初に側面につけた4箇所の合印を本体の合印と合わせて、マチ針で留めましょう。

マチ針との間はクリップで固定し、縫い代1cmで縫います。
目打ちを使いながら、ゆっくり縫いましょう。

マチ針で留めた4箇所の合印は、ずれないように気をつけてください。
縫い終わりは最初の縫い目に重ねます。

バイアステープを作って縫う

バイアステープを作って縫います。
片側のみ、1cmほどアイロンで折り目をつけます。

2つ折りにして開き、中央を2mmほど空けて折り目をつけます。

側面にバイアステープをクリップで固定します。
バイアステープの縫い終わりは3cmほど外しておきましょう。

画像の面から縫います。
最初の縫い目に重なるように縫っていきましょう。

バイアス布を整えながら縫います。

縫い終わりました。
1cmの重なりを残して切ります。

縫い代を2mmほど切ります。

バイアステープを表に返します。

縫い代を包み、クリップで固定しましょう。

目打ちで折山を縫い目に重ねながら、際を縫います。
D缶に気をつけて縫いましょう。
縫い終わりは、最初の縫い目に2cmほど重ねます。

反対側の側面も同じように縫います。
ミシンはこれで終わりです。
お疲れさまでした!

内ポケットは紹介できませんでしたが、あると便利です。

完成

表に返して、形を整えたら完成です。

いかがでしたか。
円形のマチは縫うのが難しいですが、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

持ち手の付け位置を紹介

持ち手の長さは18cmです。
2本用意しましょう。

中央から5.5cm、2箇所の場合は中央から7cmの位置です。

ハンドプレス機でつけます。
ハンドプレス機があると、音も静かで簡単ですよ。

 

(関連書籍)

 

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