ふちどりが主役に|畳縁の豆本

手づくり本屋 こころあそび
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こんにちは、手づくり本屋こころあそびです。

前回紹介した干支豆本の「うさ」ちゃん探し、正解は8でした。

ラビットもいれたら9ですね!

なんのこっちゃという話からのスタートですみません。笑

これはなんでしょう?

またクイズ調にしてしまいましたが。

これは言うまでもなく、畳ですね。そしてそれをふちどっているものが、畳縁(たたみべり)。

最近はこのような一色のものだけでなく、かわいい柄のついた畳縁もあり、手芸材料としていろいろなものに活用されています。

そうと知ったら作ってみたくなる、本。

なんとこの畳縁、わたしが作っている福豆文庫と幅が同じ大きさだったのです!

これは運命、もう作るしかありません。

まずは材料選び

畳縁の種類とシェアで日本一という、岡山県の高田織物さんから、ロールで販売されている畳縁をいくつか入手。

お花柄、水玉、ちょっとファンシーなものなど、本当に色とりどりです。

中の紙はやっぱり和紙がいいなと、こちらは徳島県の阿波和紙・アワガミファクトリーさんで選びました。

どの柄の畳縁に、どの和紙を合わせようか、そのコーディネイトも楽しい!

制作スタート!

試しに表紙を作ってみました。

上下をカットしなくても、やっぱりいつもの福豆文庫と同じサイズ!

手触りは畳縁なので、和を感じます。

畳縁と和紙の組み合わせを決めて、次は詩の印刷へ。

家庭用のインクジェットプリンターで、一枚一枚確認しながら印刷。

いろんな和紙にのった言葉が嬉しそう!

A4の和紙に印刷したものを、16等分にカットして豆本サイズにします。

ロールの畳縁は、豆本の表紙になるサイズにカット。

ここから両端を折って留めて、表紙にします。

豆本サイズにカットした和紙と合わせたら、完成!

畳をふちどって、畳の角を補強したりスキマを埋める役割をしていた畳縁。

それが豆本の顔、表紙になって、こんな生き方もあったんだなあと思っていることでしょう。

まだまだいろんな種類の畳縁があるようなので、また近いうちに、新しい種類の畳縁豆本を作りたいなあと思っています。

PROFILE

手づくり本屋 こころあそび
おみやげの包み紙や古着など、身近な素材でちいさな本を作っています。大学時代に新風舎出版賞で大賞、詩画集「かくれんぼみち」出版。もっと気軽にいろいろな本を作りたいと、2009年「こころあそび」をはじめました。3人のこどもが寝たあとが、至福の制作タイム(&おやつコーヒータイム)。毎週月曜日に投稿予定です。
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