キルトジャパンの企画で|畳縁の豆本

手づくり本屋 こころあそび
さらに表示

こんにちは、手づくり本屋こころあそびです。

 

先日、雑誌「キルトジャパン」の企画で、畳縁を使った作品作りをさせていただきました。

畳縁で豆本を作るのは、これが2回目。

1回目は、今からもう6年ほど前。そのときに作った豆本は、MeTAS+ブログでも紹介しています。

▶ふちどりが主役に|畳縁の豆本

たくさんの畳縁から

畳縁を製造している、岡山県の高田織物さんからカタログをいただき、まずは材料選び。

6年のあいだに、畳縁の種類もたくさん増えたように思います。

伝統的な柄からポップな柄など、現在は1000種類以上の畳縁を製造しているそう。

畳の端につける布に、こんなにたくさんの柄があることが驚きです。

最近はこうした、ものづくりの材料としてもよく使われていますね。

 

選んだ5種類の畳縁

カタログやホームページを見ながら、「この畳縁使ってみたいな」「この豆本を作りたいけど、どの柄がいいかな」と悩みに悩んで、写真の5種類に決定。

 

畳縁にはそれぞれ名前がついていて、写真向かって左上から「開運福太郎13」「彩羽180」「キッド」「レモン」「パステル大小水玉08」。

くだものをテーマにした豆本にはこの「レモン」とほかに「キウイ」があって、どちらにしようかすごく迷いましたが、配列が気に入ってレモンにしました。

こうしていろいろと考えながら決めるのも、とても楽しい作業でした。

 

詩は羽二重紙に印刷

中の紙は、福井県の羽二重紙を選びました。表と裏で色が違う和紙。

それもいろいろなカラーがあったので、畳縁と詩の内容、どれとどれが合うかを吟味。

 

プリントができたら、カットして豆本サイズにまとめ、畳縁で表紙を作って合わせます。

制作動画はこちら

 

できあがり

5種類の畳縁豆本が完成しました。

結婚祝い、子ども向き、お花の詩集、天国にいる人へ、だじゃれうた。

 

日本語の詩が、和紙にのって、畳縁をまとう豆本。

手にとるとちょっとほっこりする、読書の時間を過ごしてもらえたらと願っています。

 

PROFILE

手づくり本屋 こころあそび
おみやげの包み紙や古着など、身近な素材でちいさな本を作っています。大学時代に新風舎出版賞で大賞、詩画集「かくれんぼみち」出版。もっと気軽にいろいろな本を作りたいと、2009年「こころあそび」をはじめました。3人のこどもが寝たあとが、至福の制作タイム(&おやつコーヒータイム)。毎週月曜日に投稿予定です。
  • Twitter
  • Instagram
  • Youtube

関連記事

PICK UP

ミタス編集部がおすすめするピックアップ記事

RANKING

ハンドメイドの人気記事