「リング作り」を経験しに、日本一のジュエリー職人のもとへ。
こんにちは。
LightのLingoです。
あっという間に桜が満開ですね。
皆さま、お花見はされましたか?
桜の写真をアップしているということは、去年も桜の写真を投稿したので、このミタスでブログを書き始めて1年となりました!
もともと、というか、今もですが、私自身は思いっきり製作人間なので、発信することがとても苦手なタイプでして…。
ミタスの編集部の方々に助けていただきながら、読んでくださる皆さまに励まされ、毎週の投稿を継続できております。
感謝でございます。
少々、癖強めのLingoではございますが、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!
さてさて、
先日は、ミタスから、とても貴重なワークショップを体験させていただきましたよ。
今回は、そのワークショップのことを…。
京都・宇治にあるSAIJOさんへ
様々な職の匠が技を競い合う祭典、
「第31回技能グランプリ」の中の貴金属装身具部門で見事、『金賞』と『内閣総理大臣賞』をとられた日本一のジュエリー職人、SAIJOの森拓郎さんによる「リング作り」のワークショップに参加させていただきました。
今回は、ミタスのオフィシャルクリエイターでもあり、『てづバ』で大人気のガラスアクセサリー作家の心音さんとご一緒させていただきましたよ。
始まる前の、少しの緊張と大きなワクワク!思い出しました!
私、Lingoは、ワークショップ大好き人間だったことを。
さぁ、始まります!
彫金は、興味があったものの、全くの初めてです。
使ったことがない工具や機械がたくさんございましたよ。
形を選びます。
平たい形と、丸いカマボコ形の2種類から1種類を選ぶのですが、私は、自分が着けることを大前提で平たい方を選びましたよ。
心音さんは、「他のも見たい!」ということで、もう一種類のカマボコ型の方を。
素材はシルバー925です。
サイズにカットしていただきました。
今はまだ、棒の状態です。
まずは端と端を木槌で叩き初め、その端と端が近づいていくよう、叩きます。
端と端がくっついたら、次の工程へ。
「端と端」ばっかりで、早口言葉みたいですね。
蝋付
バーナーが怖い!
端と端の空間を蝋付けして、とじていきますが、ここは先生にやっていただきました。
繊細で、集中力や技術が必要なところっぽいです。
何かの液体の中へ。
※ちゃんと説明をしていただいておりますが、私の記憶の問題で、何の液体か忘れました。(!謝!)
くっつきましたよ。
ここから、リングの丸い形に整えます。
リング棒に入れて木槌でトントン叩きます。
リングっぽくなりました。
そして、いろいろな道具を使い磨いていきます。
内側を磨いたり、
外側を磨いたり。
素材の刻印を入れていただいたりと、実際は、もっとたくさんの工程がございましたよ。
最後は表面の加工です。
こちらもツルツルピカピカバージョンと、ザラっとしたマットバージョンの2種類から選べます。
私は、めちゃくちゃ悩んだ末、ツルツルピカピカの方に。
完成!
心音さんは、私と真逆のマットな方を選択されました。
手前が、私の平たいツルツルピカピカリング。
奥が心音さんのカマボコ型、ザラっとマットなリングです。
早速、装着。
嬉しい!
貴重なお話。
ワークショップの後、森先生に、グランプリのお話をうかがったり、作品を見せていただいたり、触れさせていただきました。
こちらは、そのグランプリでの実際のお品です。
私は後ろ部分を見ています。
後ろも踏まえ、細部までが、細やかです。
そして特に、気になったのがこちら。
緻密なバナナ
バナナの皮がめくれるんです!
しかも、もとに戻すとき、最後にカチッと静かな音を立てて、しっかりとまります。
この正確さと緻密さ。
正に職人技です。
グランプリでのお話をうかがって、そして、緻密な作品に触れさせいただいたことで、Lightのオリジナリティや私自身のやり方がより深く知れましたよ。
わかっているようで、自分のことを客観視するのは、難しくないですか?
でも、今回、同じ装身具の世界でも全く知らない世界を少しだけでも体験できたことで、自分の世界を客観的に感じることができました。
そして、自分の世界を愛おしく感じましたよ。
しかし、大きな競技の中で、実際に金賞を取るということは、それ相応の準備や努力の結果。
欲しいからと言って、皆が取れるものではないものです。
ほんと、そこで勝負すること自体、メンタルがすごいです!
私には決して真似できません。
その部分は真似できませんが、森先生の覚悟や情熱は、私も真似ていきます!
ちょっとだけ観光。
ワークショップを終え、せっかく京都の宇治まで来てますからね、ちょっとだけ観光を。
宇治だけに、たくさんお茶屋さんがございました。
京都らしい佇まいが美しい。
組紐屋さんもございましたよ。
この子、可愛くないですか!
京都らしい町を歩いて、喜んでいましたら、目的地に到着しました。
平等院です。
美しい。
う、う、美しい。
ずっとここから離れられないくらい、美しい平等院鳳凰堂。
なんて美しいのでしょうか。
そして、その横に、とても大きくて力強い木が、優しく迎えてくれました。
ずっと、ずっと、ずっと、ここにいたい…。
そんな風に思えるくらい、とても静かで、美しい場所でした。
最後は京都らしいスタバでお茶して、素晴らしい1日を堪能しておりましたよ。
ドキドキワクワクから、ワークショップを受け、森先生のお話や作品に触れ、たくさんの刺激をいただき、そのことで、客観的に自分のオリジナリティを感じることができました。
そして、平等院の静かな美しさに癒され、優しさをいただきました。
とてつもなく、素敵な1日のプレゼントに感謝でございます。
ミタスさまー!
ありがとうございましたー!
最後までお読みくださり、感謝でございます。
外でのお出かけが気持ち良いシーズンに入りますね。
それでは、皆さま、引き続き、素晴らしい毎日を…。
また 来週です。
PROFILE
- Lingo(リンゴ)・Light(ライト)
- 糸を編んでアクセサリー、ジュエリーを製作しています。 2016年アクセサリーブランド『Light』スタート 2017年アクセサリーショップ『Light』オープン 音楽が大好きです。 その時々にハマっている曲を大きめのボリュームで聴きながら、製作に没頭することが最高に幸せな時間です。 毎週木曜日投稿予定です。 Light公式サイト
関連記事
PICK UP
ミタス編集部がおすすめするピックアップ記事
RANKING
ハンドメイドの人気記事