【MeTAS+のワークショップ】「紙出(しで)とふすま紙」を使ったちいさなノートづくり。

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MeTAS+発の新プロジェクト「てしごとmy own project」が9月16日〜18日の3日間「OSAKAアート&てづくりバザールVOL.43(てづバ)」にてワークショップを開催しました!

「てしごとを通して身の回りにある課題について考える」をテーマに、ハンドメイドの現場で捨ててしまいがちな「端ぎれと布耳」や「紙出とふすま紙」、「シー陶器やシーグラス」を使った作品をクリエイターと共に日替わりで制作していきます。

2日目は、「紙出(しで)とふすま紙」を使ったちいさなノートづくりのワークショップを開催したので、その様子をレポートしたいと思います!

「てしごとmy own project」とは?

一方通行の生産・消費だけでは終わらない、新しい視点でのものづくりに取り組みたいと考えて始まった「てしごとmy own project」。このプロジェクトでは、身のまわりで起きているさまざまな課題に対し、「てしごと」の視点で解決の糸口を探ります。

今回使用する「紙出(しで)」について

今回のワークショップで使用する、「紙出」。本やノート、包装紙など、紙製品を作るときに出る余り紙や切れ端のことを言います。印刷の過程で排出されるほか、サンプルとしての役目を終えて、使用されることがなく倉庫に眠っている紙もあります。

今回は「紙出」を京都の印刷会社・修美社さんから、「ふすま紙」の端材を大阪・堺の表具師・宮川芳文堂さんに、さまざまな色、種類のものをご提供いただいきました。

それでは、さっそく「ちいさなノートづくり」始めていきます!

講師は手づくり本屋こころあそびさん

今回、講師を担当してくださったのは、手づくり本屋こころあそびさんです。

手づくり本屋こころあそびさんは、おみやげの包み紙や古着など、身近な素材で本を作るのが好きなんだそうです。詩画集「かくれんぼみち」なども出版。現在では、テレビ大阪【MeTAS+(ミタス)】のオフィシャルクリエイターとしても活動中の作家さんです。

ワクワク!ノートづくりのスタート!

まずは表紙選びから始めていきます。表紙はふすま紙の中から、好きな柄・質感・色のものを選択。

ふすま紙は、様々なデザインのものがあり、中には一つ一つ版木で刷った柄のものも。見ているだけでも楽しめます。「どれがいいかな〜」「これにしようかな!」と皆さん思い思いに悩みながら決められていました。選び終わったら、ハサミとノリを使用し台紙を作っていきます。

その後、ノートの中の紙を30枚程度選びます。厚さ、色、質感、さまざまな紙の中から、好みのものを探していきます。

「ここが楽しいところですよ〜」と先生の声。すぐ決められる方もいれば、豊富な種類の紙はどれも心惹かれるものばかりで、なかなか決められず悩んでいる方も。先生に相談しながら決めて…

30枚選び終わりました!ホッチキスでとめて、ノリで表紙と合わせていきます。今回、お子さんの参加者も多く、親御さんと一緒に制作を楽しまれていました。

先生にも仕上げを手伝っていただき…

そろそろ完成のようです!

微調整をして、最後に表紙に飾りつけをして…

ちいさなノートの完成!

30分ほどで完成しました!1人1人違う自分だけのノートができました。表紙のデザインにも個性が出ています。

こちらはシックな大人の雰囲気のノート。参加者の皆さんは、大人の方からお子さんまで、年齢層も幅広く、紙好きさんが集まって楽しまれていました。

ワークショップを終えて

「紙出(しで)とふすま紙」をテーマにした今回のワークショップ。

参加者の皆さんは、「どんな柄にしよう、どんな組み合わせがいいかな?」と悩みながら紙を選び、和やかで楽しい時間を過ごされていました。

完成した手づくりのノートは、最後まで大切に使おうと思いますよね。ノートづくりは30分ほどで完成するので、簡単にどなたでもチャレンジすることができます。

自分だけのオリジナル作品に挑戦してみてはいかがでしょうか?

その他ワークショップレポートはこちら

その他3日間、様々なクリエイターによるワークショップを展開しています。
1日目:「端ぎれと布耳」を使った大人かわいい巾着づくり。
3日目:「シー陶器やシーグラス」を使った金継ぎアクセサリーづくり

PROFILE

COTU
MeTAS+編集部 オフィシャルライターのCOTUです。趣味でビーズ刺繍やオーガンジー刺繍、レジンなどのアクセサリーを制作しています。ハンドメイドのお店やオーナー様への取材、イベントの紹介などを行っています。

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