”初めての”宝石の選び方｜持ち込み宝石専門店「めじまふ」【後編】

持ち込み宝石専門店「めじまふ」さん。
前編にて『宝石の仕立て方』や『めじまふさん』についてご紹介しています。

ご覧になられていない方は、前編も読んでいただけるとうれしいです！

石選びで重要なことは

硬さや宝石の色、自分が良いと思った感性

このあたりが大切だと言います。

硬さと一言で表しても、叩いて割れる単純な硬さではないそうです。

業界では
傷のつきにくさ＝モース硬度と呼ばれ
石にはその傷のつきにくさによって数字がつけられています。

数字は1〜10があり数字が高いほど硬度が高いという事になります。

例えば…
ダイヤモンドが硬度10。ルビーやサファイヤが硬度8.5~8。水晶は硬度7。
宝石の世界では7以上が良いとされていますがもちろんそれ以下の物もあります。

真珠はモース硬度4と言われており、人間の爪と一緒くらいです。

モース硬度10のダイヤは宝石の中で一番硬いとして有名ですが、
実は「衝撃」に強い訳ではありません。
衝撃に一番強いのは翡翠とされていて、結晶が色んな方向に折り重なっている為、割れにくさ（靭性の強さ）があるからとされています。
このように「硬さ」といっても色んな概念がありますよ！

今は便利な世の中で「宝石の名前　硬度」
で検索すると硬さの硬度がでてくるのでぜひ参考にしてみてください。

自然界のあらゆる色の宝石が存在するので、好みの色が必ず見つかります。
色が濃く、透明度が高くなる程高価とされていますが、淡い色の宝石も魅力です。

肉眼で見ても楽しめますが、宝石をルーペで見ると石の個性がわかります。

ぜひルーペで見て見て下さい！

業者の人が使う10倍ルーペを使って
まつげが付くくらい近づけると宝石がよく見えます。
（お店の人に言うと貸してくれたりもするそう！）

まずは欠けてるところはないか、
割れが表まで足していて少し衝撃を加えると真っ二つに割れそうにないかなど確認します。

ですが多少の割れは天然の物なので良いです！
それが返って虹色に光ったり割れが表情になったりするのでそれも石の個性として見てあげて下さい。
あまりに割れているものは避けましょう。

何よりもルーペでみると石の中に別世界が広がっているようなので
是非ルーペで見て下さい。

割れが入り虹色に光ってて綺麗ですね！

幻想的…!

何よりも、、
自分が綺麗だなと一目惚れした！素敵と感じたものを選ぶこと。

実はほとんどの宝石がジュエリーに仕立てられます。
本当に柔らかい宝石などはジュエリーに仕立てるのをおすすめしないこともありますが、
めじまふでは原石を含めほとんどの宝石を仕立てられます。
実際にお店の人に聞いてみると色々教えてくださるそうですよ〜！

宝石の世界にも流行りがあったりします。

今の流行は「インクォーツ」
水晶が成長する際に、別の結晶を包み込んだクォーツをクォーツインクォーツと言います。

水晶の中に様々な内包物（インクルージョン）が入っています。

値段が手頃なのに色々な表情があり、内部を除くと絵画のようであったり
小宇宙のようだったり幻想的な雰囲気が特徴です。

男女の出会いと近いものがあると田中さんは言います。
宝石の色や形は唯一無二であり、もしかすると同じ色でも少し形が違うと気に入らないかもしれない。
似た形や大きさでも色が少し違うと、素敵！可愛い！と思えないかもしれない。
そんな世界です。

だからこそ心打たれた宝石と出会えた場合はちょっと無理してでも買っておくほうが
より宝石の価値もあがるのではないでしょうか。

この記事を読まれている方は、宝石が欲しくなってきたのではないでしょうか？
今回、インタビューさせていただいた田中さんは百貨店などでも販売会をしています。
お気軽にご訪問ください♪販売会情報はInstagramをチェック。