【大阪・梅田/大阪サンセイ】大阪駅前第4ビルにある地中の花園

JR『大阪駅』から徒歩5分のところ、大阪駅前第4ビル地下2階に『大阪サンセイ』があります。
今回は副社長の山本三枝子さんに、お店のことや取り扱い商品などについてお話を伺いました。

「1972年の創業以来、格安の卸し価格で商品を提供させていただいています。商品にもよりますが、通常の2割から5割はお安いのではないでしょうか。
ビギナーの方から腕に自信のあるセミプロの方、講師の方、学校関係の方、企業様まで広くご利用いただいております。」

「数年前は、ハンドメイド講師の方がドサッと資材を買っていかれて、生徒さんに材料をお分けするということが、今よりも活発に行われていました。
新型コロナウイルス流行以前は、世の中全体がいろんなことに挑戦したいという活気があったため、お稽古ごとがとても盛んだったんです。1人のハンドメイド講師の方が抱える生徒さんの数が、何十人や何百人ということも珍しくありませんでした。」

また、わからないことは店頭スタッフに質問すると、たいてい的確な回答をいただけると話してくれました。

「長く勤めているスタッフばかりなので、それぞれが担当している商品に関する専門知識はかなり充実していると思います。
推し活グッズを作られる方や、『わからないことがあれば、大阪サンセイでだいたい教えてもらえる。』と先生から聞いたという専門学校の生徒さんもよく来られますよ。
作りたいものがありましたら、商品の提案をさせていただきますので、何でも気軽にご相談ください。」

次に、とくに品揃えが豊富なフラワーアート資材について教えていただきました。

「近年のフェイクフラワーはクオリティが高く、本物の生花に近い色や花弁を再現しているので、『造花』とは呼ばず、『アーティフィシャルフラワー』と呼ばれています。
当店ではアレンジメント講師の方が教室で使いやすいように、店頭に並べる花の種類は季節を少し先取りしたものにしています。」

アーティフィシャルフラワーだけではなく、たくさんのフラワー資材を提供しているそうです。

「クラシカルな風合いが魅力のドライフラワーや、生花の美しさを保つ特殊加工が施されたプリザーブドフラワーも取り扱っています。どちらもハーバリウムに使いやすいサイズのものも多数取り扱っています。」

「そのほかにも、アメリカンフラワー（*2）、布花（*3）などの資材も取り扱っています。布花に使用する抜き弁（*4）の種類も豊富ですし、すでに染めて形になっている商品も販売しています。」

*2ワイヤーとディップ液（合成樹脂液）を使って作るフラワーアートのこと。ガラス細工のような繊細で美しい花を作れるのが魅力。 

*3白い布を裁断して染色し、コテを使用してお花の表情を作り出す布でできた造花。アートフラワー、染め花、オートクチュールフラワーなどとも呼ばれる。

*4布花で用いられる、花や葉、ガクなどの形をした型で生地を切り抜いたもの。

「布花用の生地と、布花の花芯に使用するペップの品揃えはどこにも負けない自信があります。海外から仕入れに来られる方もいらっしゃいますし、日本在住の方に頼んで送ってもらう方もおられるほどなんですよ。」

大阪サンセイ文化教室では、さまざまなハンドメイド教室が開催されているといいます。

「教室は、お試し型のスポット教室と、月1で定期的に開いている定期教室があります。
まずはスポット教室に参加していただいて、内容に納得して続けたいという希望がある方は、定期教室に通っていただくという仕組みです。1回完結のワークショップもあります。」

「人気の教室は、アメリカンフラワーやフラワー資材を使ってのアレンジメントではないでしょうか。教室には若い方も来られますが、子育てが落ち着いた世代の方が多い印象です。
技術を習うのが楽しいというのはもちろんですが、新しい友だち作りに役立っているというところもあると思います。みなさん楽しそうに通ってきてくださっていますよ。」

最後に、社長の山本康雄さんにお話を伺いました。

「新型コロナウイルスの流行以来、梅田周辺は少し活気がなくなりました。立地的に人が集まりやすいので、敬遠されているようですね。しかし、また以前のような活気を取り戻せるよう、今以上に教室や商品の充実などに力を入れていきたいと思っています。
梅田にお越しの際は、ぜひ当店にもお立ち寄りください。」

大阪サンセイさんでは、全国どなたでも気軽にご注文いただけるようにとネットショップにも力を入れているそうです。しかし、すべての商品を掲載しきれていないので、よりたくさんの商品をご覧になりたい方は、ぜひ実店舗のほうに足を運んでください、とおっしゃっていました。

また、写真やイラストからクロスステッチの図案を作ってくれるアプリがあることや、3D用のイラストをカットして立体絵にしていく『3Dメンション』というクラフトがあることなど、さまざまなお話を伺えてとても楽しかったです！

【大阪サンセイネットショップ・クラフトマニア】