大阪中崎町「majo cafe」オーナーさんに聞く、自分らしいお店づくりとハンドメイドへの想い
- COTU
- MeTAS+編集部 オフィシャルライターのCOTUです。趣味でビーズ刺繍やオーガンジー刺繍、レジンなどのアクセサリーを制作しています。ハンドメイドのお店やオーナー様への取材、イベントの紹介などを行っています。
大阪・中崎町にあるカフェとアクセサリー作品が集まったお店「majo cafe」。入口の扉を開くと、オーナーさんと娘さんが出迎えてくれました。お店の由来やお店をする上で大切にしている想いを聞いてきました。
大阪育ち、22年前にハンドメイド作家として活動。独学でアクセサリー作家を目指し、現在に至る。カラーコーディネーター、鉱物検定、料理、趣味多数。7人の母で現在460歳(魔女年齢)NAKAZAKI STYLE主催。
今年で中崎町majo cafe15周年を迎える。15周年アニバーサリー 100人の手仕事店を12/1~12/26に開催予定!
「魔女」をお店の名前にした3つの理由
ーー魔女!とインパクトのあるお名前をつけた、経緯についてお聞かせください。
一番のきっかけは、「奥様は魔女」といった番組です。夕方の番組で「奥様は魔女」という番組にすごく憧れていたんです。もし結婚して子供ができたとしたら家事が大変になるだろうから、旦那さんが帰ってくるまでに魔法で「パパパッと」掃除ができたらいいなと。そんな魔女になりたいなという想いが強かったんですよ。だから「majo」という名前にしました。
二番目の理由は、魔女のように、魔法でなんでもこなせるイメージをつくりたいと思ったからです。このお店をオープンした頃は、子育ても大変な時期だったので、周りからもしかしたら心配されるのかもと思って、「私は魔女だから、魔法で何でも叶えるのよ」と強がりたかったのかもしれません。でも、この名前にして本当に良かったです。
三番目の理由は、名前が麻生(まじょ)と読めるからです。これはお客様が名刺を見て、「この字でまじょ、と読むんですよね?」と言ってこられて、本人である私が1番びっくりしたいう話です。自分は気づきもしなかったのですが、今となっては、その天才的な分析能力を持ったお客様に、心からお礼を言いたいです。笑
ーー魔女というワードを最初聞いて、魔女がいるのか、それとも魔女グッズがたくさん置いてあるのか、たくさん妄想していました。笑
そうですね。よくお客さんでも、「あのすみませんいつ始まるんですか?」と言われたことがあって。笑「あれよ、水晶玉!」て。笑 結構占いするとおもわれていたみたいで。
お客さんも気づいていない発見を、提案したい
ーー普段、お客さんとはどういった関わり方をされているのでしょうか。
お店のお客さんの悩みを聞いたり、相談されたりもします。
ーー悩み事や相談も聞いたりされるんですね。
昔、名前鑑定士をやっていたんです。性格分析とか、その人を見抜くことに興味があって。例えば、お客さんがお店に入ってきたら、その人の好みとか仕事が今困難で大変なんだからストレス溜まっているとか、なんとなく分かるんですよね。
ーーちょっとした、セラピストのような。
そうですね。「好きすぎたら持たない」といった心理が人にはあると思っています。
以前来店したかっこいい強そうな方がいたのですが、普段は「ピンク」はつけない方が、お話をしていく内に「ピンク」が好きだと気づかれ、「少しでもいいから、顔元にピンク取り入れたら得しますよ」とお伝えすると後日、「周りのみんなから、すごく優しくなった」と言われたと報告があったんです。
ーーそれは嬉しいですね。
自分で似合うとは思っていなかったけど、お助けになりそうであればアドバイスします。特に必要ないようであれば、そのままそっとしておくんですけど。やっぱり「どんなのものが似合うかみて」と言うお客さんも多いので、カラー診断のようなものに合わせ、「見つけましょか。」と一緒に選んでいく。「なかったら作る」といったことをやっています。
対して娘は、お客さんの自由にみていただくようなスタイルなんですが笑
ーーそれぞれにファンがつきそうですね。
子育てをしながら、ハンドメイドショップのオーナーも。
(写真左はmajoさん、右は娘さん)
――お話の流れで、「子育て」の話も、ところどころありましたが、お子さんも何人かいらっしゃるのでしょうか。
7人います。お店をしている娘と、18歳、5年、4年、3年、2年、5歳。です。
ーー大家族なんですね。7人の母親をしながら、好きなことを仕事にしているなんて。
好きなことをしているのはそうですね。
今楽しいので、明日死んでも多分、「楽しかったな」と思うと思うので、後悔のないような生き方を意識して生きていますね。
「好きなことを、できなかった」と言いながら死ぬのか、「もう十分楽しんだ」と言って死ぬのとでは、やっぱり全然違うんで。子供たちには好きなことを、一生懸命してほしいなと思っています。
いろんな意味を含めて魔女なので、そういう生き方をお客さんにも少しでも体験してほしい思いがあるから、うちに来た方はみんな魔女になっていくんですよ。
ーー全てが繋がってるんですね。一緒に働いている娘さんも、作家だとか。
そうです。「ひみつ」というブランド名で作品を作っています。
ーーどのぐらいから制作されているのでしょうか。
高2ぐらいから販売しています。
ーー「ひみつきち」といったコンセプトなんですかね。
そうです。苗字をいじっただけです。「はまち」が苗字ですが、一文字づれて「ひみつ」に変わったんです。
ーー娘さんも、好きなことをされているんですね。
魔女カフェの中の秘密基地を作っていきたい。
ーー今後のお店はどうして行きたいですか?
最近までもう1店舗を増やそうと思っていたんですが、他のお店が先に決められてしまいました。
なので今は、今ある店舗の中で、エリアを区分わけして、パーツの販売、作家さんの作品、私たちの作品、修理リメイク、カフェを、ここにとやっていきたいなと思っています。限界がくるまでは待っています。
娘も成長して、高校生ぐらいになれば、3人スタッフできるので、子供たちとお店をしていきたいですね。
ーースペースは今以上に広められる予定なんですね。
そうですね。作家さんが溢れたら、別店舗を借りて、中崎最大級みたいなのは作りたいですけど。いい店舗があったら、移動するかもしれないですし。
魔女カフェの中の秘密基地。としてやっていくんじゃないんですかね。自分の体が二つあったらいいですね。笑
あとは、今後近い将来は、InstaライブやYouTubeの撮影などにも力を入れて「majo cafe」にこられた事のないお客様にも、素敵な作家さんや店内の様子もお伝えできればと思います。
ーー本日は、お忙しい中ありがとうございました!
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店舗情報
majo cafe(マジョカフェ)
- 概要
- 今年で中崎町majyo cafe15周年を迎える。毎月ハンドメイドイベントを開催しています。
4月:ボタンの手作業展、5月:緑展
6月:グラス展(予定)、7月:夏の海の宝石展
8月:星くずのジュエリー展、9月:どうぶつ展Vo7
10月:ビンテージクラフトマルシェ、11月:シルバー展(予定)
12月:100人の手仕事展
ぜひチェックしてみてください♪
- 営業時間
- 12:30~17:30
- 定休日
- 不定休
- アクセス
- 中崎町駅4号出口から徒歩5分
- 住所
- 大阪府大阪市北区中崎西4丁目2-12
- 備考
- ※取材時点の情報です
-
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