手ぶらで溶接体験、アイアン製の手作りアクセサリースタンド｜東京・中目黒 Fe★NEEDS中目黒店

布や皮、レジン、貴金属やガラス・・･様々な素材を使ったものづくりがあります。
今回は生活の身近にあるものの加工が難しい素材の一つ【鉄】を使った溶接のワークショップをFe★NEEDS中目黒店さんで体験してきました！

中目黒駅のガード下を祐天寺方面に徒歩5分ほど歩くとお店があります。
店長さんになぜこのお店を始められたのかお聞きしたところ、SUZUKID(小型溶接機)の宣伝や、溶接の普及の為に始められたそうです。今回のワークショップで度々登場します。

今回のワークショップは欲しいデザインを制作できる、自由制作になります。
内容はデザイン相談→パーツ製作→溶接→完成
の流れになります。

木のようなデザインで、倒れにくいアクセサリースタンドを制作したかったのでイメージは決まっていましたが、店長さんとサイズ感や素材の太さなどを相談しデザインをかためていきます。
硬さや重さがあっても、バランスや物理的に制作できないデザインもあるため、それらをなるべく形にするため親身にデザイン相談をしてくださいました。

最初は土台の部分を作るため、鉄板にコンパスケガキとチョークでしるしを付けていきます。

次はしるしをカットしていきます。専用のエプロンと手袋をお借りして準備完了♪
エプロンや手袋は溶接用のものをレンタルできます。

今回はプラズマ切断機という機械で鉄板を切りました。熱エネルギーを利用して溶かしながら切るのですが、｢溶断｣というそうです。

店長さんに角度や持ち方をレクチャーしていただき、溶断していきます！

スイッチを入れて一瞬間があり･･･

火花をあげながら鉄板が切断されていきます!!
鉄を切っているのに、｢なにかを切っている｣という感覚はありません。
芯の出ていないボールペンを机の上で軽くなぞる感覚みたい･･･。ほとんど引っかかりを感じない為、勢いよく動かさないよう注意が必要です。

途中少し線が歪みましたが、なんとか丸くできました！

溶断すると切断面にバリが出来るので

バリ取りも忘れずに。

溶断した角は怪我をしないようにスタッフの方が削ってくれます。

残りのパーツを切ったり曲げたり。
鉄の棒を曲げるのが今回のワークショップで一番腕力がいる所かもしれません。全身を使って曲げていきます！

ついにパーツが揃いました！
どんな素材でも作品を完成させるにはパーツ作りに時間が掛かるものという事が分かりました。

溶接には目や顔を保護するため溶接面というマスクを被ります。
溶接の光に反応して自動で視界暗くなってくれる優れものです。

店長さんに補助していただき、勇気を出していきます！

ジジジ･･･バチバチと音を立てて溶接されていきます。
熱さも重さも感じず鉄がくっついていきます。不思議な感覚。

今回のデザインでは棒の途中に溶接をします。マグホールドという道具を使い溶接したい部分を仮止めしました。
どう固定するのかと思いましたが、磁力。納得です。

何度かに分けて溶接していきます。

溶接面から見ると、スパークが花火やプラネタリウムのようで、幻想的にも見えます。

溶接直後は金属が熱いそうで、店長さんに仕上げをしていただきました。

無事アクセサリースタンドが完成しました！
適度な重さもあり、使いやすそうなデザインになりました！

作品やディスプレイをより華やかにしたり、DIYのアイテムを制作したり。制作活動の新しい選択肢の一つとしていかがでしょうか。