レザークラフト作家・金澤美代子さんの30年

MeTAS+編集部
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レザークラフトの作品制作や教室を開催している金澤美代子さんにインタビュー

大阪府八尾市にある、輸入雑貨工芸品店「求美」。

そこでレザークラフトを手がけているのが、金澤美代子さんです。

30年以上も前からお店をかまえ、作家として活動されています。

今回は、日々の活動内容や、レザークラフトを始めたきっかけなどをインタビューさせていただきました。

レザークラフトに長く関わってきたからこそ経験したことや、お店に対する想いなど、貴重なお話を伺うことができました。

金澤さんの活動内容

金澤さんは、普段はレザークラフト作家としてお店で作品を制作しています。

レザークラフトとは、皮革を素材に用いた手工芸のこと。

革製品は丈夫でさわり心地も良く、長年使っていくにつれて味が出るため男女問わず人気の素材です。

金澤さんのレザークラフトは、牛皮を使います。スタンピングしたり、カッターを使って模様をつけ、色付けして作品にしていくのだそうです。

近頃は、額になるような大きなもの、さらには小物に時計が付いた作品などを制作されているのだとか。

店内には、ストラップやお財布など、たくさんの革小物も並べられています。

大きい作品を作るためには牛1頭分の革を買うのだそうですが、そうすると端の部分が余ります。

その余った部分を使って制作した作品も多数販売されていました。

「皆さんのたまり場になっている」というこのお店を金澤さんが始めたのは、実に35年程も前のこと。

教えてほしいという方が1人でも2人でもいれば、レザークラフトの教室も開催しています。

なんと、月謝などは無しで教えているのだそうです。

先日も、携帯のケースを作りたいという方が来店。

その方の話を聞きながら、図面を描き制作にあたった金澤さん。まさに、世界に1つの作品の出来上がりです。

レザークラフトを始めたきっかけ

金澤さんがレザークラフトを始めたのは、ご主人のお仕事の関係で台湾に行ったことがきっかけでした。

現地でレザークラフトをしていた、他の商社の奥さんに教えてもらったのが始まりだそうです。

当初は5人ほどで教わっていたのですが、その後も続けているうちに30年以上経ったとのこと。

ある日、東京の出版社から「本に1ページ作品をのせてほしい」と電話がかかってきたこともあったそうです。

今までの活動で印象に残っていることは?

今までの活動で印象的だったことも伺いました。

レザークラフトの教室の先生と2人で、モナコに行く機会があったそうです。

「この人は偉いんだろうなと思うような方々と会って、ダンスなど色々したことが一番印象に残っていますね。」と思い出を振り返ってくださいました。

その後、金澤さんの作品は国内外で評価され、様々な賞を受賞しました。

ずらりと並んだ賞状の数々が、金澤さんの実績を物語っています。

「いつでもいらっしゃいと言える場所」お店に対する金澤さんの想いとは

お店は、“いつでも「いらっしゃい」と言える場所”だという金澤さん。

このお店があったからこそ、30年以上レザークラフトを続けてこれたそうです。

色々な人との出会いがあり、たくさんのことを勉強させてもらったことに、すごく感謝を感じているのだとか。

みんなの居場所であるからこそ、「できるだけお店を続けられたらいいなと思います」と締めくくってくださいました。

落ち着きの中にもホッと一息つけるような居心地のよい空間で、終始和やかなインタビューとなりました。

輸入雑貨工芸品店「求美」の店舗情報

輸入雑貨工芸品店「求美」は、大阪府八尾市にあります。

お近くの方は、ぜひ足をはこんでみてくださいね。

ショップ情報

【店名】
輸入雑貨工芸品店『求美』

【住所】
〒581-0032 大阪府八尾市弓削町1‐95

【アクセス】
JR志紀駅より徒歩5分

マップ

 

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