革とメタルと私


革とメタルと私

パロディみたいなタイトルですが、そう言うわけではなくZEFFAR.COの成り立ちには切っては切れない存在なのが本革なのです。
以前の投稿の食べれるアクセサリーでもその愛は少し語っておりますが、今日はまたもう少し語らせて下さい。
アクセサリー作家ではありますが、元々無類のレザー好きでして、肩がガチガチに凝っても重めな本革のカバンを持ちたい族でした。
本革ならではの、長く使えば使うほどクタッとしたり、はたまた買った時よりも綺麗なツヤが出たり…
はたまた、薄いキャメルだったものがこっくりとしたブラウンに変化していく様は日々使うのが楽しみになり『経年劣化』ではなくまさに『経年進化』のような気分だったりするのです。
レザー好きさんならきっとわかって頂けると思うのですが、買った時よりも日に日に愛着が沸き、買った時の新品の美しさよりも自分仕様に変化していく様が愛おしく、誇らしく…
何と表現して良いのか難しいですが、まさに育てている感じであり、共に歴史を刻んで行く友や子供。のようなところもあるのです。
愛ゆえに前置きが長くなってしまいましたが、そんな経緯もあり、私がアクセサリーの素材にレザーを使いたくなるのは、至極当たり前でありましたが、アクセサリーとして成り立つレザーアクセサリーを製作する事は、想像よりも簡単ではありませんでした。
好きを作品にする事。
好きだからこそとてもバランスが難しかったです。
もちろん今もなお現在進行形で、日々そのバランスや可愛さ、着けやすさは永遠に追求中です。
NUMEの誕生まで

そんな試行錯誤の中で生まれたのがこのNUMEシリーズです。
シリーズ名にもなっているように、初めは丸いヌメ革から生まれました。
全く染色されていないヌメ革であること。
これは絶対でした。
革の変化していく様を、アクセサリーでも楽しんで頂きたかったので、ここだけは譲れないポイントで、メタルの割合、ロゴの位置全てがピタッと来て販売して皆様にも是非手に取ってもらいたいと思えるものが出来た時は、とてもとても嬉しかったです。
ですが、正直受け入れてもらえるか?需要があるか?
エイジングして行く様を楽しんでもらえるか?などはドキドキした事を覚えています。
そんな不安を払拭してくれるように、NUMEシリーズはZEFFAR.COの中でも発売開始から現在でも不動の人気シリーズとなり、作品を見てブランドがわかってもらえるような、唯一無二の作品になったかと思います。
現在までに多種多様なカラーや形での販売をしております。
限定カラーなども醍醐味の1つです

量産ではないハンドメイドならではの魅力の1つ、一期一会の出逢いはいつまでも大切にしたいと思っていたりもするので、限定のカラーや、その時その量しか入手出来ない革など、そのような出逢いも楽しんで下さると嬉しいです。
今後も革とメタルと私のいい関係で、販売続けたいと思うお気に入りのシリーズ『NUME』の成り立ちをご紹介させて頂きました。
PROFILE

- ZEFFAR.CO
- 上質な淡水パールや天然石、本革、生地、毛糸、ステンレスなど異素材を組み合わせて、これまでにない自由な発想で何通りも楽しめる変幻自在なアクセサリーを得意とする。 主に口コミで人気となり年に数回関西と関東で行われるPOPUPはたくさんの商品を直接見られる機会でもある。 一度着用すると抜け出せない事から『ゼファ沼』と呼ばれ愛されている。
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