【てづバ.vol41レポ】「かく（描く・書く）」という共通点で出会い、意気投合！

Kaori Sawada

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【第2回】てづバvol.41 ライターが気になった出店者レポート！会場の雰囲気もお届けします。

昨年12月10日（土）11日（日）に開催されたアート＆てづくりバザール VOL.41。てづバに行くのはこの時初めてのライターが、気になった出店者にその場で話を伺いました。全４回でお届けします。

2回目はイラストレーターの「Nostalgique ~illust & design~」渡辺尚子さんと、カリグラフィー作家の「縁と書」の田中真由子さん。渡辺さんへの取材の後、横のブースの田中さんがご友人ということでご紹介いただき、お二人をインタビューさせていただきました！

（左：「縁と書」田中さん右：「Nostalgique ~illust & design~」渡辺さん）

イラストレーターの渡辺尚子さん、『コロナ渦をきっかけに始めた、好きを仕事に』

－「Nostalgique ~illust & design~」の渡辺さんは、現在イベント出店以外はどのように活動されているのですか？

企業様からご依頼をいただく、クライアントワークが中心です。あとはハンドメイドマーケットのサイトでグッズを販売しています。

－学生の頃は絵を学ばれていたのですか？

大学は文学部で美大卒などではありませんが、絵を描くことが好きで美術部に所属していました。就職して事務職だったのですが、コロナ渦に自分の人生を見直す機会があり、知り合いのイラストレーターさんから「こんな働き方もあるよ」と今の仕事を紹介していただいたんです。それで決心して会社を辞めて、現在に至ります。

－思い切って、自分の好きなことを仕事にされたんですね。

そうですね。やってみると「私はイラストレーターです！」と言えば、イラストレーターになれるんだと思いました。収入は会社員の頃と比べるとまだまだですが、Instagramで無料のカレンダーを配布してそこからお仕事をいただけるようになったり、てづバの他にも東京のイベントに出店したりして、徐々に売り上げを伸ばしています。

（イラスト入りのグッズを販売されています。）

－仕事をいちから自分で始めてみて、いかがですか？

大変ですね（笑）。営業は苦手ですし、価格付けも悩みますね・・・。ですが、イベントでは直接お客様とお会いして、作品を喜んでいただけると励みになります。出店する度に来て下さる方もいらっしゃって本当に嬉しいです。それから、イベントは基本的に1人でお店に立つので、会場でレンタルする什器以外は装飾などできるだけお金をかけず、コンパクトに移動できるようにしています。

(渡辺さんのブース。)

－作品は花を描かれることが多いのですか？

お仕事では人物を描くことが多いですが、グッズにするのは花の絵が合いますね。水筒やレターセットなど、イラストがプリントできる物がたくさんあるので、自分で見つけて商品にしています。イベント会場では、iPadに水彩画風に描けるアプリを使ってその場で似顔絵を描いてお渡しもしています。

（取材時はお客様の猫の写真から、イラストを描かれていました。）

－いいですね。今回は私の似顔絵もお願いします！

私の似顔絵はこちら！

（その時着ていた服の色のイメージで制作していただきました。）

カリグラフィー作家の田中真由子さん、『結婚式をきっかけに始めた、カリグラフィー』

－「縁と書」の田中さんはいつカリグラフィーを始めたのですか？

4年半ほど前、自分の結婚式でウェルカムボードに書かれていたカリグラフィーを初めて見て、プリントではなく手書きであることに驚きました。そこから興味を持って趣味として始めました。その当時は書き方を教えてくれるスターターキットがあったたわけでもなく、自分で道具を集めて、海外の動画などを見て独学で勉強しました。

それから2年後くらいに会社を辞め、西明石に「縁と書」でというお店をオープンしました。現在はウェルカムボード作成などのオーダーを中心に、ワークショップを開催したりしています。

（田中さんのカリグラフィー。全てフリーハンドで書かれています。）

－渡辺さんとはどこで出会われたのでしょう？

渡辺さんとの出会いは、実は彼女が自分のイラスト制作のためにカリグラフィーを習いに来られたことがきっかけなんです（笑）。そこで私たちは年齢も結婚した時期も一緒だということが分かり、意気投合しました。さらに渡辺さんは、私と違ってイベントに精力的に出店されるので、それにくっ付いて私も出るようになりました。今はてづバをはじめ、関西を中心に出店をしています。