籐(ラタン)のおはなし|籐編みは意外と簡単?

The Autumn
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籐(ラタン)は熱帯雨林地域のジャングルに自生するヤシ科の植物です。

自然なものなので
当然 個体差もかなりあります。

個体差とは 色や硬さ しなやかさなど
本当に様々。

更におもしろいことに
乾いた状態と水に浸した後の状態は全く異なるものがあるということ。

毎日籐に触れていると 指先の感覚で
だいたい この籐は柔らかい これは硬い これはすぐ折れそうってだいたいわかるんです。

でも 中には水に浸すと あんなに頑なだった籐が物凄くしなやかになったりする事があります。

見た目 すごく悪そうなのに動物に優しいみたいなギャップで
そんな籐に当たった時は 1人ほっこりしています。

作品を作る上で 籐の個性を見分けることはとても重要で

芯となる竪芯は硬いもの
その竪芯を編んでいく編み芯はしなやかなものを選ばなければ
絶対に綺麗な仕上がりになりません。

どんなに籐編みの技術があったとしてもです。

だから 編み始める時に
籐の個性を見ながら どの籐で編んでいくのかがとても重要です。

いつも同じじゃない。
全部違う。

そこが とても面白いのです。

とても複雑そうにみえるかもしれませんが 籐をきちんと選べば
籐編みはとても簡単で楽しいものです。

一旦編み出してしまえば
あとは上・下・上・下… と同じ作業の繰り返し

この単純作業が脳を落ち着かせるリラクゼーション効果があると言われています。

籐も簡単に手に入りますし
道具も 最初に必要なのは目打ちとハサミと霧吹きくらいなので

ご興味がある方は ぜひチャレンジしてみてください。

早いもので もう2月…
お庭のミモザもだいぶ黄色味を帯びてきました。
今から春がとても楽しみです♡

では また来週♩

PROFILE

The Autumn
10歳と3歳の男の子の母です。 大好きなラタンで そこにあると ちょっとほっこりできるような ものを 日々編んでいます。
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